【第925回】この時期インフル流行って
全国的に梅雨入りしまして、毎日不安定な日が続いています。マンション前の紫陽花も今が満開で赤や青の花を咲かしています。
管理人さんの手入れの賜物で、行きかう通行人が足を止めて写真を撮っています。何でも、今では紫陽花の名所になっているようです。まあ、こうやって鑑賞する分にはいいのですが、実はこの植木周辺はやぶ蚊が多く生息していて、我が家の老犬を連れて散歩に行くと、私と犬は直ぐに数匹の蚊にたかられてしまいます。嫁に人間用と犬用の虫よけスプレーを買って来てもらって振りかけていますが、私はあの臭いがあまり好きでは有りません。犬は少しボケ気味なので無抵抗です。
最近の梅雨は、短時間で信じられない位の雨が降ります。特に線状降水帯が発生しますと、滝のような雨が数時間に渡って降って、瞬く間に甚大な被害が出ます。先日も、あっという間に床上浸水して驚いた住人が表に飛び出して、そのまま流されて亡くなったという、信じられないようなことが起こったようです。今は信じられないようなことが起きますので気を付けましょう。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
先日、知り合いの大学の先生から聞いた話です。人間ドックで胃や大腸の内視鏡検査を受けたことがある方は多いと思います。その際、胃に潰瘍が有ったり、大腸にポリープが有ったりすると医師から「念のために患部の組織を取って細胞の生体検査をしましょう」と言われると思います。まあ、結果が分かるまで結構ドキドキもんで、診察日に医師に「大丈夫ですよ」と言われると本当に安堵します。逆に「悪性でした」と告げられると地獄に突き落とされたように、茫然自失となる訳です。
私は、検査した生体が良性か悪性かという二者択一と考えていましたし、皆さんもそう思っていたのでは。実は先生によりますと、生体検査の細胞の判定は5段階あるのだそうです。1~3判定が良性、4~5判定が悪性と診断されます。先生によると問題は2と3で決して1判定の何も問題ない正常細胞と違い、どこかに異常がある遺伝子を持っているのが2~3判定の細胞であって、良性と言われても決して安心できないのだそうです。確かに、「3判定で大丈夫だけど、もう少しで、4判定で悪性だから、本当はヤバいよ」とは医師は言いませんからね。良性と言われても、体調が優れなかったり、深酒やヘビースモーカーのような身に覚えがある人は生活習慣を改めなくならないとしっかり脅かされました。気を付けましょう。
今インフルエンザが流行っているそうです。近所の小学校が学級閉鎖になっていて、こんな陽気なのにと驚いた次第です。
私は5年ほど前に製剤メーカーの営業マンにうつされて1回インフルエンザに罹りましたが、それ以外は67年間ほぼインフルエンザとは無縁の生活を送ってきました。まあ、私だけではなく世の中の常識ではインフルエンザは冬に流行るものであって、少なくとも、真夏日になるような季節に流行るのものでは無かった筈です。それでなくとも、ここ何年間のコロナ下でてっきりインフルエンザはほぼ無くなってしまったと思って居りました。
このままだと世界中がコロナでおまんまの食い上げだと無理くりコロナを終わらせることにしたので、インフルエンザが息を吹き返したのかも。確かに、この頃ノーマスクで手洗いも消毒もしなくなったのも原因なのかも知れません。
コロナは報道されなくなっただけで、現在再び感染が拡大しているようです。先日知り合いがコロナに感染しまして、食べ物の味もにおいも全く無くなったそうで、結構長い間その症状が続いていました。結局、別にコロナがもう弱毒化したとかいうことではなく、以前と何も変わっていないのですね。高齢者で既存病があるのなら今でもコロナは怖い病と考えるべきで、それなりの予防はしなくてはならないと思います。
SNSで大手通販が企画したクルージング旅行で身内のコロナの感染が分かった人の書き込みがありましたが、全国的にコロナの感染について全く報道されていません。今では、病院にかかればお金がかかりますから、病院に行かない人も多いのでしょう。
ウイルスだって生き物ですから、生き残る為には変化するのは当たり前です。当然、過去の経験則が何の役にも立たなく可能性はあります。必要以上に怖がる必要は無いと思いますが、されども病は病、それなりの予防はした方が無難ということです。周りにお年寄りのいらっしゃる方は猶更でしょう。
コロナが終わって、海外旅行に制約なしで行けるようになりました。個人的には海外に余り魅力を感じなくなってしまいましたが、若い頃は世界を股にかけるようなビジネスマンになりたいと思っておりまして、実際に香港に移住して、金融関係の仕事をしておりました。主に担当していたのが台湾で、それでか香港と台湾には思い入れというか愛着みたいなものを持っています。香港では香港サイドのコーズウェイベイとフォートレスヒル、タイクウシンと3か所で暮らしていました。
ご存じの通り香港は非常に小さな国で私がいた頃は人口600万人で日本人が1万人程暮らしていました。交通の便が良く日本からも近いですから初めて海外に暮らすには良い国であります。食事も中華料理、日本食も多いですから困りませんね。
台湾も同じような感じですが、当時は殆ど交通手段が少なく、移動は結構難しいかった記憶があります。台北の仁愛路のハワードホテルに暮らしていましたが、殆どハイヤーを使っていました。それでも人間性は台湾人は非常に親日家が多く優しいという印象があります。
現在、両国とも中国と微妙な立ち位置に苦しんでいて、自由な言論も行動もかなり制約があってどうなのでしょう。
まあ、香港と台湾にはもう一度行ってみたいとは思いますね。