週刊柏﨑 第367回_添加物との付き合い方
今の観光シーズンの目玉である紅葉でありますが、先週も触れましたがやはりあまりキレイとは言えないようであります。家から見える比叡山も赤というよりも茶色の枝が目立っています。ただし、嵐山周辺は紅葉が見事だという人もいるので、観光名所によってかなりの差があるもようです。それにしても、あとひと月半で今年も終わりであります。
去年の今頃は娘の大学受験の真最中でありまして、翌年の息子の高校受験もあって、いつも何も考えていないお気楽な柏﨑家も、初めてと言っていいくらい緊張感が漂っていました。あれから1年、本当に早いなと思います。
なんせQVCさんに出るようになって10年目に突入しようとしているのですから、まさに「光陰矢の如し」であります。
皆様お元気でお過ごしでしょうか。誰にも時間の流れを止めることはできない、いわゆる歳をとっていくのですが、ケア―をすることによってなんぼか老化のスピードを落とすことはできると思います。カギはズバリSOD酵素の補給であります。プロ野球日本シリーズが終わりました。
先週も触れましたが、今年の日本シリーズは中日対ロッテという、どちらかというと地味なチーム同士の対戦でありました。史上初めてという全国放送が全試合が行われなかったのですが、これをプロ野球というコンテンツがすでに魅力がないものになってしまった的なことを書いたのですが、それは全く私の誤りでありました。今年の日本シリーズは、はっきり言ってとてもエキサイティングでおもしろかったと思います。
実際、テレビ視聴率も最終戦の7戦目は20.3%であり、その週のトップの視聴率でありました。
今年の日本シリーズの放映権を持ちながら、女子バレーワールドカップを放映することを選択したTBSはさぞかし後悔していることでしょう。私も名古屋ドームで行われた第6,7戦の延長戦を銭湯のサウナルームで最後まで観てしまいました。試合内容さえおもしろければ、十分野球は日本に誇るエンターテイメントであります。
ただし、巨人ブランド頼みのテレビ放映や球団運営をスポンサー企業広告と考え、赤字経営が当然であるというビジネスモデルは限界であるというのは間違いないと思います。そして、このままではプロ野球というものがどんどん、じり貧になるというのも避けられないと考えます。今年の全国放送で視聴率が10%を越えた巨人戦は一試合もなかったそうです。12球団でほとんどの球団が赤字経営であります。にもかかわらず、選手の年棒はうなぎのぼりであり、いまのままでは、手が挙がる球団も出てくるでしょう。早めの対策をとる必要があります。
野球自体は本当に素晴らしいコンテンツであり、多分未来永劫廃れることはないですから…
さて、先日ネットニュースを観ていたら、食品添加物や農薬類・科学物質などが嫌で拒食症になった小学生の記事が載っていました。なんでも有名なグルメ漫画のファンであり、その中で食品添加物や農薬の危険性について嫌という程触れているのをみて、まったく今の食品を口にしなくなってしまったということなのです。食事をしない子供を心配した両親が無理にでも食べさせようとすると「こんな物を食べるのは死ぬことと同じだ」をウソかマコトか言い放ったそうであります。
先日、コンビニに行った際にそのグルメ漫画があったので、立ち読みをしたのですが、確かにその内容はグルメ・料理という内容ではなく現代の食生活の安全性や健康面の警鐘本という感じなのであります。こんな食品はこんな添加物が入ってるとか、スーパーに並んでいる野菜や肉にはこんな危険な農薬や抗生物質が入っているとかという具合です。しかも話は「こんな危ないんです」と言っただけでそれでどうしたらよいかということまでは触れていないで、すべて問題を提起して終わりなのです。
以前、安部司氏という食品コンサルタントの方が書いた本を紹介したことがあります。その中には元食品添加物のトップセールスマンであった安部氏の様々な添加物に対する安全性の警告が書いてあります。それは、あくまで添加物であっても国が認可したものであるのであるから良く理解して、消費者が考えて口にするようにということであるし、この漫画のような一方的な問題提起ではなかったと思います。私はその漫画を見て驚いてしまったのですが、化学物質が入った食べ物をその漫画の中の登場人物が「毒じゃないか」とはきだしているのです。これでは拒食症になる小学生が出てもおかしくないのです。こういった化学物質を拒否する流れは食品だけでなく化粧品などでもよくみられます。確かに、美容成分は肌にとって異物であって、何の役にたたないということはうなずけるし、他の防腐剤やエタノールや香料が肌にとって危険であるということは事実であると思います。
しかしながら、化粧品で肌をケアするという心の余裕であるとか、自分自身を大切にするという精神的な美容効果はあると思います。ですから、私は添加物だらけのインスタント食品や冷凍食品だって化学物質が入った化粧品だってニーズがあるのだから、否定するつもりもないし、自分自身も便利であるから使うのです。しかしながら、私はこれらの商品の危険度も欠点も理解しているし、いつもいつも使用しようとは思いません。問題を提起して危険度や欠点を指摘することは悪いこととは思いませんし、しかしながら、それをもってこの商品はすべてダメというのは私はどうかと思うのです。
商品に対する情報というのは、消費者にとって絶対に必要なものであります。しかしながら、その中の理想だけを追求しては、今やそんな商品は無いのかもしれないし、あったとしても、とてつもなく高価になってしまうのです。多分、皆さんだって添加物や化学物質がなんとなくヤバイものという認識はあると思います。しかしながら、こういう成分が入ったものを口にしたり、肌につけているということは案外気づいてなかったりするのです。神経質になる必要はありませんが、しっかり理解した上で上手くつきあってくださいね。