週刊柏﨑 第370回_健康食品の在り方

師走になりました。朝晩の犬の散歩がとてもしんどいです。本来だったら寒さに強いはずの犬種の我家の愛犬は、呼んでも外に出ようとはしません。なんせ温風ヒーターの熱風の排出口の前で平気で寝ているのです。さすがに心配になって排出口の前からどかそうとするのですが、目を離すとすぐに元の場所に戻っています。夏の暑さも弱いし寒さも苦手、本当に飼い主そっくりの根性なしであります。その上、散歩に出ると他の犬にすぐつっかかっていって、あっという間にやられる海老蔵犬のコハクです。やっぱりというか、鳥インフルエンザの被害が全国的に拡大しつつあります。人への感染はないという話ですが、なんせ強毒性ということなので何があるかわかりません。クロワールプラスでインフルエンザだけでなく、来年の花粉症の予防までできるのですから、使わない手はありません。それでもうがいや手洗いなどは心掛けて下さいね。皆様お元気でお過ごしでしょうか。テレビをつけても週刊誌を開いても、もう海老蔵一色であります。先週は沖縄県知事選挙があったり、北朝鮮が韓国に爆撃したりしたのですが、取り上げている時間はほんの少しだけであります。景気が悪いとか政治が混迷を極めているとか大変な状況であるとは思うのですが、日本というのはやはり平和な安定した国なんだなと、妙に納得してしまいます。私も若い頃は酒で失敗したことがありますが、なんせ海老蔵君はもう30歳過ぎ、やっていいことと悪いことの分別がつかなくてはなりません。父親の團十郞氏の会見がありましたが、つくづく教育というのは大切だと痛感させられました。世襲で甘やかす政治家も同様ろくな大人になりません。苦労だけでは人の10倍はしてきた柏﨑でございます。その割には人としての凄みというか重みがまったく感じられないのが玉にキズであります。さて、「ガンが治る」、「確実に痩せる」「アトピーが消える」といううたい文句で健康食品を販売している業者に対し、やめないと業者名を公表して取り締まるとの当局からの警告が新聞紙上に大きく掲載されました。こういう記事を見るたびに本当に私はやりきれない思いになるのです。日本という国は基本的に口にするものについては、食べ物か薬という2種類しか認めていません。ですから、健康食品というのは名称の通り、食べ物というくくりに入ります。しかしながら、私達は健康食品を食べ物とは考えていないのが現実です。一粒でレモン100個分のビタミンCとか一粒で牛乳10本分のカルシウムなんていう、うたい文句の健康食品、まあこれならギリギリ食べ物と同じ感覚でありますが、冒頭に記した「ガンが治る」とか「確実に痩せる」というのは完全に食べ物ではなくむしろ「薬」に近い感覚がありますし、実際に使用している人からみればそういう効果・効能に期待しているのは当然であります。ところが、健康食品は食べ物としての法律で存在しているので、この効果・効能をうたうことは禁止されています。現在、健康食品の市場というのは、様々な大手企業が参入していて拡大の一途であります。これだけの売上があるのにそのくくりを食べ物と同じにするということが限界であると私は思います。今のTV通販で健康食品を販売するには現在の法律では、かえって消費者にとって商品の情報が伝わらないというのが現実であります。その一方、わらをもすがりたいような方々につけ込んで商品を高額で販売する業者が出てしまうのです。しかしながら、そういう一部の悪質業者と大多数のまじめにやっている業者が同じ色メガネで見られたりするのはたまりません。そうしたことから、健康食品というカテゴリーを正式に厚生労働省が認め、しっかりとした法律を作るべきであると思います。健康食品の効果・効能なんてありえんという人がいるなら、それだったら基礎化粧品の効果・効能なんていうのも実際はありえないのですから、化粧品は良くて健康食品はダメというのは市場規模が大きくなってきた今おかしい論理です。要はどの程度まで言及できるかをしっかり議論すべきでしょう。私達健康食品メーカーからみれば今の法律はかえって悪質業者をはびこらせると考えています。 SODというのを活性酸素を除去する酵素ですと言えなくなって何年か経ちますが、今はSODは酵素ですということも言えなくなってしまいました。実際に活性酸素をクロワールで除去する実験をしているのにもかかわらずです。確かに試験管内での実験ですので、人体とは違うというのはわかります。それだったらちゃんと「試験管内ですから人体と違います」と言えば私はいいと思いますし、このクロワールによって色々な悩みを持った人が救われる可能性だってあると思うのです。菅総理は代表選で「雇用雇用」と言っていましたが、仕事がなくては雇用増はありえません。こういう規制を緩和したりすることが小さいことかもしれませんが、新しいマーケットをつくっていくものであります。健康に不安を持つ人は今後増えることはあっても、減ることはないのです。それに増え続ける医療費だって健康食品によって予防や解決することができる可能性があるのだったら、これを利用しない手はないと思います。早急にきまりをつくってしっかりとした情報を消費者に向けて出すべきです。その上で消費者がしっかりした選択する目を身に付けて使用することです。今のやり方では消費者には連想ゲームみたいなアピールしかできないのです。

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