週刊柏﨑 第535回_アマゾンへアサイーベリーを探しに!

このところ、「どうしちゃったの」という位暖かい日が続いています。
朝晩の犬の散歩は、重装備の防寒体制で出かけると、汗ばむほどで、二月にしては、少し前の寒さがウソのようです。庭の梅の木もここのところの陽気で、花はまだ咲かないものの、蕾は大分赤く色づいています。ダメ犬は相変わらず、サンルミエの前から離れませんけどね・・・

と、このコラムを週初めに書いていたのですが、なんですか今の寒さは、日本中がまるで冷凍庫の中のような陽気であります。東京では18度という4月並の暖かさから翌日はいきなり0度以下のマイナス気温なんて、訳が分かりませんな。週末からの長期出張を控えて早くからこのコラムを書いていたのですが、これだけ陽気が変化してしまうと、困っちゃいますね。

という訳で、今週末から、いよいよブラジルはアマゾンに出発します。

行きは成田からなんとミュンヘン経由でサンパウロに、予定ではトランジットを入れて約28時間のフライトであります。サンパウロ到着後すぐ国内線でアマゾンに近いマナウスに7時間かけていきます。それに、気候的には日本の冬から、赤道直下の真夏になるのですから、老体にはきついですな。このコラムを愛読して下さっている心優しいお客様方よりメールとお手紙を頂きまして、私のヘタレな考えを叱咤激励されました。頑張って行ってきますので、無事生還出来るように、祈っていて下さいね。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

相変わらず、現状がどうなっているか殆ど伝わってこない東京都知事選でありますが、私はネットで各候補の話をチェックしています。先日南相馬市の桜井市長の細川氏応援演説を聞き、思わず涙してしまいました。やはり、実際に、原発の被害に遭った市民の生活を垣間見、支えてきた人の言葉は重く、魂が揺さぶられるというのは、こういうことだと実感出来るものであります。桜井氏の言葉、「この選挙の争点は脱原発なんていう甘い言葉でなく、命を守る選挙である。」正にその通りであると思います。脱原発を掲げて都知事に立候補した細川氏を全力でサポートしている小泉氏でありますが、この小泉氏が真剣に脱原発を考えるようにきっかけになった「100000万年後の安全」というドキュメント映画があるのですが、現在ネットで無料に視聴することが出来ます。もし可能であれば是非ともご覧になることをお薦めします。今は京都に移り住んでいますが、東京は私が生まれ育った場所であり、仕事柄毎月訪れている大切な故郷であります。私には何も出来ませんが、本当に東京が日本の首都にふさわしい安全で、心豊かな人が暮らす都市になって欲しいと思い願っています。

選挙結果が出るのは、ブラジル行の飛行機の中でありますけどね。

いつも言いますが、自分と家族の生活は自分で守らなければならないのですから、後で後悔するようなことはあってはいけません。

さて、鳥越俊太郎氏というキャスターがいます。今の人為的な報道に加担している評論家やキャスターなどと違って、間違っている事には、間違っているとはっきり発言できる信用できる人物と私は思っています。何年か前の小沢一郎氏検察疑惑で国家権力に正論を言って、残念なことに、テレビで見かけることがめっきり減りました。実は、鳥越氏、長きに渡ってガンと戦っており、現在の鳥越氏を見ると、多くのガン患者に大きな希望を与えると思います。私は今から10数年前に舌ガンになりまして、京都大学病院で手術をして、今現在どうにかやっています。ですからガンと宣告された時の、ショックや絶望感はリアルに記憶にある訳であります。私はガンの情報について、慶應大学病院の近藤先生の理論、要はガンには本物のガンとガンでありながら生命に危険を及ぼさないガンもどきがあるという考え方を信じています。近藤先生は、この本物のガンになったらどんなことをしても助からないと言います。この本物のガンとガンもどきの違いを、他の部位へ、転移するか、しないかということで見分けるとしています。本物のガンは、どんな初期ガンであっても既に他の臓器に転移している、ですから他の臓器に転移しているガンになったら絶対に助からないという考え方であります。

確かに私の周りでもガンのステージに拘わらず、転移のないガンの患者の生存率は高いような感じがします。鳥越氏は直腸ガンになった後、翌年に右肺にガンが転移し、これもすぐに手術で摘出したのですが、すぐに右肺に転移しそれが肝臓にまで転移してしまいました。近藤先生の理論からすれば鳥越氏は完全に助からないと思えるのですが、鳥越氏は全てこれらのガンの手術をして、現在も元気に活動しています。私はもしガンが他の臓器に転移したらもう助からないと思っていたのですが、鳥越氏のようにたとえ転移があっても早期に発見し、手術によってガンを摘出すれば助かることが出来る、要は命というのは同一の理論では計ることが出来ないという事であります。現在、鳥越氏は最後の肝臓ガンの手術から5年近くたち、結構きつめのウェイトトレーニングをするなど元気に活動している模様です。鳥越氏がガンになって絶望感に襲われても心がけていたこと、それは、食生活、睡眠を大切にすること、適度の運動をすること、そしてストレスを貯めない、楽観的な生き方をすることと言います。この点に関して私は理想的な生活を送っていますな。命というのは、とても神秘的なものであり、画一的に型にはめることは出来ません。ですから、どんな状況になっても本人の意思で行動すべきであると思います。ガンというのは恐ろしい病気であります。私は医者であった父を中学生の時にガンで亡くしました。私も、前に述べたようにガンに侵されたのです。ガンを克服するというのは人類にとって永遠のテーマであります。

IPS細胞で山中先生がノーベル賞を取っても、小保方研究員がSTAP細胞を創っても今の私達の命がそれでどうなることも無い訳で、私達は、ガンなど大きな病気に対し、あまりにも無力であります。ただ鳥越氏のように、もう助からないという状況に陥ってもなんとかなるという可能性もあるのであって、決して悲観したものでは無いと思うのです。食生活や運動、ストレスを貯めないなど簡単なことでガンなどのリスクを回避することが出来るなら実行しない手はないのですよ。私が証券マンになった当時、証券界は正にガンの新薬ブームでありまして、科研製薬や持田製薬、大日本製薬などの株価が短期で数十倍になっていて、株の世界ではガンは既に治るような感じだったのですが、未だにガンは病気で死亡する人のトップであります。まあ、息子や娘が私と同年代になる頃までには、IPS細胞とかSTAP細胞が実用化されて、ガンが怖い病気でなくなるようになって欲しいですね。それでは、明日からアマゾンに行ってきます。

来週はそんな訳で週刊柏崎はお休みさせて頂きます。

柏崎

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