週刊柏﨑 第776回 暴走車に壊された幸せな家族を悼みます
少し前の寒さが嘘のような陽気で、昼間は汗ばむ程です。
週前半は九州や中国地方の一部地域で30度を超す真夏日になったように、冬が終われば、春をすっ飛ばしていきなり夏であります。
前から言っているように日本は、本来一年で過ごし易い春と秋の期間がドンドン短くなって四季から夏と冬だけの二季になっています。
週初めからQVCのオンエアと商談の為に数日東京に出張しました。
京都に帰ってきたら、その間にマンションの前の植木のツツジの花が満開になっていて驚きました。
京都の蹴上の浄水所はツツジの名所なのですが、今からが見ごろなのでしょうね。
「平成」も残すところ僅かになっていますが、これだけ中途半端な時期に元号が変わると、余り感慨深い感覚はありません。
メディアでは、退位なさる天皇陛下と美智子妃殿下の報道ばかりで、新しく天皇になる浩宮様の報道を殆どしませんしね。
多分、何となく「令和」が始まり、時が過ぎていくと思います。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
このところ、日本各地で暴走車に巻き込まれて多くの方々が亡くなったり、大けがを被ったりしているのですが、本当にお気の毒でかける言葉が見つかりません。
特に、東京池袋で起きた母子が暴走車に轢かれて亡くなったのは、不運としか言いようが有りません。
あの道路を横断するのが、あと10秒早いか遅いかで事故を免れた可能性がある訳ですから。
翌日の残されたご主人のインタビューは、涙なしには観ることが出来ませんでした。
事故を起こした加害者を責めることなく、亡くなった奥様と娘さんに対する愛情と感謝を切々と語る姿は、到底私では出来ないことです。
私なら怒りと、失望感で間違いなく取り乱してしまうと思います。
こういう素晴らしいご主人が築いたご家庭ですから、さぞかし幸せだったと思います。
その家庭を一瞬に破壊してしまった車は、使いようで恐ろしい凶器と化します。
ドライバーとして注意に注意を重ねなければなりません。
そして、年齢次第では自分の都合で無く、周りの人々の安全を考えて、自主的な返納も必要です。
私の母親も80歳の時に免許は返納しました。
奥様と娘さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。合掌
歌手の岡村孝子さんが、自身が急性白血病であることをメディアで発表しました。
少し前に水泳の池江璃花子さんが、同じく急性白血病を発症しています。
お二人には心からお見舞いを申し上げると共に一日でも早い復帰を祈りたいです。
まあ、偶然と言えば偶然なのだと思いますが、あるブログによりますと、福島原発事故の前と後では「白血病」と診断された患者数が以前の7倍になったという話があります。
厚労省はその数字を否定していますが、多分白血病が増えているのは間違いないことだと思われます。
白血病と診断された患者の60%以上が急性白血病です。
福島原発事故との因果関係は不明とされていますが、大気や海にそれなりの放射能が拡散されていますので、影響が無いとは言えません。
現在、白血病に発症する方の数がどうなっているか分かりませんが、池江さんや岡村さんが急性白血病発症に罹患したことからも、件数は減っているようには思えません。
福島では甲状腺ガンになる子供が増えているらしいことから、やはり福島原発事故が全く近辺に暮らす人たちに悪影響は与えていないというのは、余に無理があると思います。
私達国民に原発や放射能の情報が殆ど知らされないままに、8年という月日が経ちました。
今では、停止していた各地の原発が相次いで稼働しようとしています。
国や関係省庁、電力会社はもう安全であるとアナウンスするだけでは無く正確な情報を国民に伝える責任があると私は思います。
さて、健康で長生きしたければ食事に気を付けるのは当たり前のことです。
ただ、現在の皆さんの食生活を考えると、本当に気を付けているかどうか疑問がある訳です。
今、コンビニやスーパーのお惣菜や弁当、パン類、インスタント食品を口にしない人は殆ど居なのではないかと思います。
これらの食品を製造している会社が目指しているのは、消費者が美味しいと思う食品をいっぱい販売して利益を出すことです。
この沢山製造して常に美味しく感じることに基本的に無理がります。
何故なら、食品は時間共に劣化していきます、オニギリやパンは直ぐに固くなりますし、野菜や果物は変色したりします。
当然、劣化すれば不味くなりすし、見た目も悪くなり、消費者は誰もそのような食品を手に取りません。
食品メーカーにとって賞味期限は長ければ長い程有難いのです。
そこで食品メーカーが重宝するのが食品添加物や保存料、香料、着色料などです。
これらの科学物質を上手に使うことによって本来なら直ぐに乾いて硬くなってしまうオニギリやサンドイッチはコンビニのショウケースの中で長時間美味しく食べることが可能になったのです。
ただ、化学物質の使用に対し国は最低限の安全性は担保していますが、皆さんが選んで食べたもの結果は自らが責任を取るしかないのです。
極端な言い方ですが、安さ、簡単、便利さ、見た目がキレイ、オイシサ(あくまで本当の素材の美味しさとは違った不自然な)を優先しているなら、それはこういった食品添加物を多種多量に摂っていると考えて下さい。
多分、皆さんは「添加物はいやだ」というと思います。
でも先程の安さ、簡単、便利、キレイ、オイシサを皆さんが食品に求めるなら、それは添加物入りの食品を選んで摂っていると言っても過言ではないのですね。
私は、常日頃から言っていますが、皆さんが食べた物が、皆さんの肉となり骨となる、要は私達は食べた物で出来ているのです。
科学添加物は私達の身体にとって未知の異物です。
しかし化学添加物は口にしても「直ちに健康に害は無い」のです。何か、どこかで聞いた言葉では有りますな。
このコラムをお読みの皆さんには、ちゃんとした知識を身に着けて欲しいと思っています。
食品を購入して、裏の成分表を見れば、どんなものが含まれているか分かります。
その時、聞いたことが無いような成分が少ない商品を選んで下さい。
私は、添加物を全て否定しようとは思いません。
やはり便利で簡単というのは皆さんお忙しい中、大きな利点です。
ただ、添加物を私達が口にしてどうなのかという時間をかけた検証がもっと必要ではないかということです。
ですから、豆腐に使う「にがり」やお菓子に使う「重曹」などは歴史が安全性を担保した添加物です。しかしながら、多分そんなに神経質になっていたら私達食べる物が無くなってしまうのです。
だけど皆さん、良く考えて欲しいのです。
私は、この今の食生活が、増大している消化器官、特に大腸や小腸の病気の原因そのものであると思っています。
そして腸のトラブルが殆どの病気の大きな原因となっているのですね。
こうなったら腸に必要な多種多様の善玉菌を生きたまま沢山送るしか、対処方法は無いというのが、私がデンマークの世界一のプロバイオティクスサプリメントを日本に持ってきた理由です。
申し訳ありませんが、来週はこの「週刊柏崎」をお休みさせて頂きます。
5月6日は筧ナビ&渡辺公海ナビの「超美味いよコレコンビ」が朝の7時からクロワーシリーズを紹介してくれます。
私もおまけで出ます。
それでは、連休中くれぐれもお身体、そして、このご時世ですので事故にもお気をつけ下さるよう願っています。