週刊柏﨑 第351回_地球温暖化と愛国心
すさまじい暑さになりました。たった一週間でこうも変わってしまうのでしょうか?まるで違う国になったような気分であります。あれだけどんよりしていた雲は一切なくなってしまい、太陽はガンガン照りつけるは、連日、朝から35℃近くあるはで、とても外に出る勇気がありません。外から聞こえてくるセミの鳴き声はまだニィーニィーゼミの可愛らしい音なのですが、これからアブラゼミやクマゼミの夏絶好調の鳴き声が聞こえてくる頃は、連日40℃近くなるんじゃないかと少々心配しております。
ニュースを観ていたら、このところエアコンの売上が絶好調のようであります。確かにこの暑さでエアコン無しというのは、とても辛いものがあります。私が学生の頃は、アパート住まいをしている友人でエアコンなんてものを持っている者は皆無でありました。扇風機でさえ、3人に1人ぐらいしか持っていなかったし、涼みに行くとしたら、パチンコ屋が主で、知らないうちにパチプロもどきになっていたなんて時期もありました。今考えれば大学図書館とか行って涼んでいればもっと違った人生を送っていたかも知れません。皆様お元気でお過ごしでしょうか?
冬の時期よりは、今の方がはっきり地球温暖化の進行を認識することが出来ます。冷房なしの屋外はもはや人間の居住可能空間とは言えなくなっています。ここから数ヶ月路上生活の方々は本当にしんどいと思います。この暑さを我慢できるなら、どんなしんどい仕事でも出来ると思いますが・・
世界各国がCO2の削減の目標数値を出していますが、具体的に何をしているかも、それによって地球の温暖化にどれくらいの防止効果が出ているかも私達にはほとんど知らされていない気がします。省エネ家電とかいっても、それはあくまで電機メーカーの販売戦略のセールスツールになっているのではないでしょうか。今の日本最高気温は40℃ちょっと位だと記憶していますが、多分これから毎年最高気温は更新されていくと思います。な~んて事を真夏真っ盛り状態の入道雲をエアコンの効いたオフィスから眺めながら考えているのですが、そもそもこのエアコンの使用時間を減らすことを私達一人一人が実行しなくてはならないのです。それでも今は、室内において熱中症で死亡するなんてこともあるようですから、あくまで程度の問題であります。
さて、サッカーワールドカップが終わって半月ばかり過ぎました。こういった国対国の協議を通していつも感じるのが「愛国心」ということであります。まあたいていの方は、自分の国を応援すると思いますし、こういった時でもなければ「頑張れニッポン」なんて言葉を口にすることも無いと思います。特にアイドルが歌って踊っちゃうという、(多分外国チームから見れば失笑されているに違いない)しょっちゅうやっている印象の強いバレーボールなどと違って、こちらは4年に1回のワールドカップであります。世界レベルでみれば、一番世界各国の愛国心が伝わってくるのです。今の日本の若者にとっても、「自分は日本人なんだ」というアイデンティティーを持つことが出来る期間であったと思います。
愛国心というのは言葉の通り国を愛する心であります。私達日本人であれば、日本という国が素晴らしい、住みよい国になって欲しい、またそうなるように努力しようとする気持ちであると思うのです。経済面も環境面も教育面でも福祉面でも、日本に住んでいる日本人が心の中から共有する心であるのです。しかしながら、本当に私達はこの愛国心というものを持っているのでしょうか。これはサッカーワールドカップや野球のWBCで日本を応援する、日本の勝利を心から願うというものとは違います。日本の国際的大企業は、利益追求をする為に労働コストの廉価な外国に工場を日本国内から移設してしまうし、若者の多くは所得税や社会保障費を払っていないのが現状であります。
人の行動原理が利につくという現実があり、自分にとって得になるか損になるかということが全ての事に優先するというのが日本だけではなく世界の常識であるのです。ですから愛国心などといっても、本当に国の為に己を犠牲にするなんてことは、ありえないロジックであるのかもしれません。
ですから、地球温暖化防止の為に、CO2の削減といっても、国としての損になるわけですから、掛け声だけは立派であっても、どの国も本気に取り組んでいないというのが現実であります。孫、子の代に負の遺産を残さないといってエアコンは人の居ない部屋でもバンバンかけるは、近所の買い物には車で出掛ける、そして、財政赤字を減らすといって税金は払いたくないという矛盾だらけの世の中になってしまうのです。今や愛国心などと言っても所詮はただのウサばらし。皆で大声で騒ぐことが己の欲求不満解消という利に繋がることなのであります。
愛国心という事を本当に全国民が持つとしたら、沖縄には米軍基地は要らないし、アメリカの国債もドルもこんな8兆ドルも要らないし、自然を破壊するだけではなく、その後赤字をタレながす、高速道路も空港もダムも要らないのです。愛国心というのは私達が持つ、国民としてのプライドであると私は考えます。少なくとも国にたかるとか、面倒を見てもらうなんて気持ちは持つべきではありません。私達が国を支えているというプライドこそが、今の日本を良くする唯一の道のような気がします。政治も経済界も利で動いている中、多分この国はしばらくは迷走を続けるのだと思います。その中で日本という国が立ち直るのは、私達がしんどくてもプライドを持って生きていくしかないのです。
嫁には、「アンタに一番不足しているのはプライドよ」と言われているので、なんとか身に着けたいと思う今日この頃であります。「ガンバレ日本」
ニュースを観ていたら、このところエアコンの売上が絶好調のようであります。確かにこの暑さでエアコン無しというのは、とても辛いものがあります。私が学生の頃は、アパート住まいをしている友人でエアコンなんてものを持っている者は皆無でありました。扇風機でさえ、3人に1人ぐらいしか持っていなかったし、涼みに行くとしたら、パチンコ屋が主で、知らないうちにパチプロもどきになっていたなんて時期もありました。今考えれば大学図書館とか行って涼んでいればもっと違った人生を送っていたかも知れません。皆様お元気でお過ごしでしょうか?
冬の時期よりは、今の方がはっきり地球温暖化の進行を認識することが出来ます。冷房なしの屋外はもはや人間の居住可能空間とは言えなくなっています。ここから数ヶ月路上生活の方々は本当にしんどいと思います。この暑さを我慢できるなら、どんなしんどい仕事でも出来ると思いますが・・
世界各国がCO2の削減の目標数値を出していますが、具体的に何をしているかも、それによって地球の温暖化にどれくらいの防止効果が出ているかも私達にはほとんど知らされていない気がします。省エネ家電とかいっても、それはあくまで電機メーカーの販売戦略のセールスツールになっているのではないでしょうか。今の日本最高気温は40℃ちょっと位だと記憶していますが、多分これから毎年最高気温は更新されていくと思います。な~んて事を真夏真っ盛り状態の入道雲をエアコンの効いたオフィスから眺めながら考えているのですが、そもそもこのエアコンの使用時間を減らすことを私達一人一人が実行しなくてはならないのです。それでも今は、室内において熱中症で死亡するなんてこともあるようですから、あくまで程度の問題であります。
さて、サッカーワールドカップが終わって半月ばかり過ぎました。こういった国対国の協議を通していつも感じるのが「愛国心」ということであります。まあたいていの方は、自分の国を応援すると思いますし、こういった時でもなければ「頑張れニッポン」なんて言葉を口にすることも無いと思います。特にアイドルが歌って踊っちゃうという、(多分外国チームから見れば失笑されているに違いない)しょっちゅうやっている印象の強いバレーボールなどと違って、こちらは4年に1回のワールドカップであります。世界レベルでみれば、一番世界各国の愛国心が伝わってくるのです。今の日本の若者にとっても、「自分は日本人なんだ」というアイデンティティーを持つことが出来る期間であったと思います。
愛国心というのは言葉の通り国を愛する心であります。私達日本人であれば、日本という国が素晴らしい、住みよい国になって欲しい、またそうなるように努力しようとする気持ちであると思うのです。経済面も環境面も教育面でも福祉面でも、日本に住んでいる日本人が心の中から共有する心であるのです。しかしながら、本当に私達はこの愛国心というものを持っているのでしょうか。これはサッカーワールドカップや野球のWBCで日本を応援する、日本の勝利を心から願うというものとは違います。日本の国際的大企業は、利益追求をする為に労働コストの廉価な外国に工場を日本国内から移設してしまうし、若者の多くは所得税や社会保障費を払っていないのが現状であります。
人の行動原理が利につくという現実があり、自分にとって得になるか損になるかということが全ての事に優先するというのが日本だけではなく世界の常識であるのです。ですから愛国心などといっても、本当に国の為に己を犠牲にするなんてことは、ありえないロジックであるのかもしれません。
ですから、地球温暖化防止の為に、CO2の削減といっても、国としての損になるわけですから、掛け声だけは立派であっても、どの国も本気に取り組んでいないというのが現実であります。孫、子の代に負の遺産を残さないといってエアコンは人の居ない部屋でもバンバンかけるは、近所の買い物には車で出掛ける、そして、財政赤字を減らすといって税金は払いたくないという矛盾だらけの世の中になってしまうのです。今や愛国心などと言っても所詮はただのウサばらし。皆で大声で騒ぐことが己の欲求不満解消という利に繋がることなのであります。
愛国心という事を本当に全国民が持つとしたら、沖縄には米軍基地は要らないし、アメリカの国債もドルもこんな8兆ドルも要らないし、自然を破壊するだけではなく、その後赤字をタレながす、高速道路も空港もダムも要らないのです。愛国心というのは私達が持つ、国民としてのプライドであると私は考えます。少なくとも国にたかるとか、面倒を見てもらうなんて気持ちは持つべきではありません。私達が国を支えているというプライドこそが、今の日本を良くする唯一の道のような気がします。政治も経済界も利で動いている中、多分この国はしばらくは迷走を続けるのだと思います。その中で日本という国が立ち直るのは、私達がしんどくてもプライドを持って生きていくしかないのです。
嫁には、「アンタに一番不足しているのはプライドよ」と言われているので、なんとか身に着けたいと思う今日この頃であります。「ガンバレ日本」