週刊柏﨑 第221回_携帯電話の電磁波について
新年明けましておめでとうございます。
大方の予想を裏切り、年末から全国的に良い天気が続きました。意気込んで買ったスタッドレスタイヤは全く必要なく、大晦日の日、銭湯に行って家に帰った6時頃から飲み始めた為、具体的にどのような新年を迎えたか全く記憶のない柏崎でございます。
皆さんはどの様な新年をお迎えになられましたでしょうか。
元旦の新聞には大晦日の晩の TV の視聴率が載っていて、やれ紅白が・他の裏番組が何%だったとどうでも良いことを書いていますが、我が家では息子がチャンネルを2~3分刻みにコロコロと変えていて、おそらくどの家族もこんな具合であっただろうと思います。視聴率なんて TV 関係者しか関心がないだろうと思ってしまうのですが・・・。
さて、中学生以上の人ならほとんどの人が持っているんじゃないかという携帯電話。皆さんはこの携帯電話の電磁波というものを考えた事がありますか?
昨年末に新聞にこの携帯電話の基地局の撤去についての記事が載っていました。
これは、 兵庫県川西市 に設置された、 NTT ドコモの携帯基地局が、地域住民の反対により、撤去されたというものです。これらの住民の方達は、この基地局稼動後、耳鳴りや吐き気・不眠などの症状を訴えていたそうで、携帯の電磁波が、健康に害を与えたということではないかと言われています。もちろんドコモ側は、健康に悪影響はないと反論していて、この件で争った裁判も基本的に和解という形で、電磁波被害という形にはなっていません。
しかしながら、アメリカでは既に、携帯電話で脳腫瘍になったという訴訟が多く持ち上がっていますし、日本でも携帯電話を体に固定する事で、アトピー性皮膚炎の湿疹の大きさが広がったという研究報告もされています。
また、人間のガン細胞に電磁波を 24 時間照射すると、通常の数倍のスピードで増殖するそうです。確かにネットで検索すると、全国各地で携帯電話やその基地局のせいで、健康被害にあったという記事や、それらを訴えている市民団体のホームページが多数載っています。さすがに電磁波は体に良くないということは誰しも知っているし、そのリスクを携帯電話会社としても無視はできなくなってきていて、電話機本体の各機種ごとに比吸収率( SAR )を公開しています。なぜなら基地局と違って、携帯電話は頭に密着して使用するために、電磁波が一箇所に集中する可能性があるのです。
ちなみに日本では、2ワット/キログラム以下という規制が定められています。
ところがこの比吸収率( SAR )を知っている人はごくわずかで、それ自体は公開しているけれども、あまり声を大にして言いたくはないということろでしょうか。
また金属製のメガネやイヤリングなどの装飾品をしていると、電磁波の吸収率が増すともいわれています。
あと電磁波グッズという製品を良く見かけますが、実験によるとほとんどの商品に効果はなかったそうです。対策としては、イヤホンマイクで通話するのが一番なのですが(携帯はカバンなどで体から話すのがベター)、そうは言ってられないとか面倒という人が大半だと思います。携帯がかかってきた時とかける時が、電磁波が最大出力となります。せめてその時だけは、頭から遠ざけて、電波が繋がってから耳にあてる方が安全です。私もそれだけはするように心掛けています。(良く忘れますが)
便利なものといっても、それに対するリスクというのも、しっかり理解しておいた方が良いと思っています。
それでは本年も宜しくお願いしますネ。