週刊柏﨑 第614回_上げたものは下げる

あれだけ煩かったセミの声もめっきり減り、暑さもいくらか和らいできました。早いもので8月も今週で終わります。まだまだ、夏は終わった訳ではありませんが、それでも8月半ば頃の猛暑日連発の頃とは明らかに違いますな。今週は、九州から関西にかけて台風が縦断しまして尚更そんな感じがします。今朝の天気予報では、東京の気温が24度ということであります。

7月からほぼ毎週のようにQVCさんでのオンエアー出演の為、東京に出張していたのですが、先週のオンエアーで少し一段落し、短い夏休みが取れそうであります。ご紹介したNアセチルグルコサミンプラスですが、最終的にソールドアウトとなりました、現在QVCさんには、在庫が無くなってしまっていますが、なるべく早く追加納品をします。

まあ、成分的には、これ以上のクウォリティーの物は絶対に無いと断言出来ます。(値段的にです)この業界の常識なら、これだけの原価であれば、最低6000円以上はすると思います。何せ、このNアセチルグルコサミンプラスに含まれているグルコサミンは当然として、コンドロイチン(サメ軟骨)、ヒアルロン酸(けい冠)も、通常のものと比較して多分10倍以上もするのですからね。

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。QVCさんでの次のオンエアーは、9月13日のヘルス&ビューティーデイのホットピックでウルトラクロワールアイをご紹介します。宜しくお願いする次第であります。

予想通り、中国のバブル崩壊を期に日本やアメリカなど世界主要国の株式市場の株価が暴落しています。まあ、上げたものは下げる、当然と言えば当然であるのですけれど、こうやって現実に直面すると皆さん狼狽える訳であります。特に、このところのアベノミクスの恩恵で上げ相場しか知らなかった投資家にとっては、初めての経験であると思います。

為替相場にしても、僅か数時間でドル、円が5円とかの値幅で動くのですから数年かけて積み上げてきた利益が、あっという間に吹き飛んでしまうかも知れません。相場と言うのは、下駄を履くまでわからないということですな。こうやって相場が暴落すると、日本という国は、政治家や日銀などが必ず口にするのが「相場は相場に聞け」とか「静観する」とかと言った何もしないというスタンスであります。その点感心してしまうのが、今の株式市場を何とかしようとする心意気、中国政府が採る政策の数々であります。金利を下げたり、政府や銀行で買い支えるとか本当になんとかしようとしている訳であります。それが、本当に将来的に中国の経済にとって良い、悪いは別にして相場を張る投資家や金融機関にとっては、有難いことであると思います。まあ、こうでもしなければ、中国人民の不平、不満を抑えきれないということで、最早今のままでは国家として継続出来なくなっているとも言えますが。但し、これが正しい選択かというと、株式相場や経済にとって私は、絶対に良くないと思っています。これだけ膨らんだ矛盾だらけのバブルを恣意的に保とうとするのは不可能であって無理に抑えようとすればするだけ後の始末に禍根を残すだけであります。ですから、この世界的な混乱が中国のバブル崩壊をきっかけにしているのなら、こんなものでは終わらないということでしょう。中国株価は数か月前の高値から半分以下になったのですが、相場の安値の目途と言われる「半値、八掛け、二割引き」2400ポイントでは止まらないと考えています。私的には、昔香港相場で高値から80%以上下がったことがあったのですが、その位の1000ポイントあたりを想定しています。そしてそこまで下がるようなことがあれば、それは、所謂天与の買い場、格言通り「女房を質に入れても買え」ということですな。私は、ある意味最後の一攫千金のチャンスと思っております。(投資は各自の判断でして下さいね。)でも私は、自信あります。

さて先週、今流行りの腹筋器具についてその効果のほどを書いたのですが、今回は電気によって腹筋をつけるとの謳い文句でありますEMS器具について意見を述べていきたいと思います。私達が憧れる割れた腹筋、これは驚くなかれ、私達が生まれつきに持った構造であったのは先週述べました。ですから、別にしんどい思いをして腹筋を鍛えなくとも、腹筋を覆った脂肪をそぎ落とせばある程度の割れた腹筋は手に入れられる訳あります。だったらEMS器具も何の役にも立たない機械なのか?というと私は、EMS器具の性能によっては意味のあるものであると考えています。

EMSというのは、ELECTRICAL MASCLE STIMULATIONの略であり、筋肉を電気刺激によって収縮させる器具であります。ただテレビ通販で謳っている「寝てるだけで筋トレが出来て痩せる」というのは、やはり少し眉唾でありますな。この電気刺激には、周波数帯によってタイプが分かれます。周波数帯が0〜1000HZと短いのが低周波、1000〜10000HZが中周波、10000HZ以上のものが高周波として分類されています。そしてこれらの周波数帯をミックスして使うのが、干渉波と呼ばれています。低周波に関しては、電器屋さんで売っている低周波治療器に代表されるように筋肉痛を取るという目的に使われる場合が多いです。確かに機械で通電しますとピリピリします。但し低周波ですと波が短く筋肉の深部には入らず、やはり表面的な痛みしか対応出来ないと思います。その時一時的に痛みが取れても、すぐに元に戻ってしまいますね。当然、昔流行ったお腹に巻くEMS器具でありますが、低周波で腹筋に影響を与えるのは無理だと思います。中周波、高周波、干渉波に関しては、元々医療器具として、運動が出来ないお年寄りのリハビリや運動の為に使われていたものであります。ですから、これらの周波数帯を使ったEMS器具はそれなりの効果があります。腹筋が弱くなって内臓を止められなくなって、お腹が出た人が使うと一時的に腹筋が締り、ウエスト周りが細くなりますが、あくまで一時的であり、時間が経つと元に戻ります。これは、デモンストレーションで良く使われるものです。とにかく器具の値段はピンキリであり、やはり医療用のいいものを使わないと効果は期待できないでしょう。最後に言っておきたいことは、EMS器具はあくまで筋肉にアプローチする医療器具であり、簡単に痩せたり、筋トレをするものではありません。どうしても現代人は楽な方、楽な方へ行きたがりますが、そんなに簡単なものではありませんね。毎日それなりの負荷をかけて運動する、これに勝る道は無いということであります。name

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