週刊柏﨑 第593回_4月になりました!

 

「春のうららの隅田川、上り下りの~」滝廉太郎氏の代表作「花」の誰もが知っているフレーズであります。この花というのは、勿論桜の花でありますが、わざわざ桜といわなくても、目をつぶってこの歌を口ずさめば、暖かい日差しを受けた隅田川に、満開に咲いた桜から散った桜の花びらが浮かんでいる様が目に浮かぶのですね。その位、私達日本人には、桜というのは特別な花であり、誰しも桜という花に心を癒されているのです。

 

もう何回もこのコラムで書いていますので、ご存知の方も多いと思いますが、普通の花が太陽の方、要するに光を向いて花を咲かすのに対して、桜は地面を向いて花を咲かせます。下の方から桜を見上げる私達を包み込むように桜は花を咲かせる訳で、それが桜の持つ優しい感覚なのだと思います。また、わっと一気に咲いて、あっという間に散ってしまうというのも潔く、それも日本人気質にあうのでしょうね。我が家のある京都北部はやっと5分咲き位でありますが、嵐山や哲学の道から南禅寺といった桜の名所は、ほぼ満開ということであります。

 

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

予想通り、京都市内は桜を求める観光客で溢れかえっています。こんな時は、観光名所には、近づかないことが、鉄則であります。特に道が狭い嵐山や清水近辺は、とんでもなく混み合いますので、どうしてもという方々はそれなりの覚悟でおいで下さい。マジで、車で普通15分位で行ける処が3時間位かかったりします。

 

4月になりました。新しいスーツに身を包んだ新入社員さんと思わしき男女をあちらこちらで見かけるようになりました。希望に燃えて社会に出ていく訳でありますが、学生時代とは明らかに違う、厳しい世界であります。自分で常にしっかりとした目標を持つことが大切です。「報われない努力は無い」新入社員の皆さんには、この言葉を送りたいと思います。頑張ってくださいね。

 

4月2日のQVCさんでオンエアーがありましたNアセチルグルコサミンプラスのホットピックでありますが、本当に有難うございました。

まだまだオンエアー回数が少なく、お客様への認知度が低いのにも拘らず、沢山のご注文を頂くことが出来ました。皆様には厚くお礼申し上げる次第であります。これだけの原料を入れたグルコサミンサプリはまずこの値段では無いと思いますので。個人差はありますが、痛みが実際無くなったという方が本当に多いのです。

オンエアーのビデオで私のテニスしているシーンを流したのですが、愕然としました。私の中では、そりゃ錦織選手とは言いませんが、それなりにカッコよくプレー出来ていると思っていたのですが、やはり年齢並のお爺さんでありました。もっと気合いを入れて、来年はもう一度ビデオ撮りをして、絶対に颯爽とした姿をお見せします。ハイ。

 

米国女優のアンジェリーナ、ジョリーさん、2年前の両乳房の全摘手術に続いて、今度は卵巣、卵管の摘出手術を受けたそうであります。身内を何人もガンで亡くしている彼女は、将来自分がガンになる可能性を知りたくて、遺伝子検査を受けたのですが、その結果、彼女のガン抑制遺伝子に変異があるのが判明し、そのリスクが高い、乳ガンを避けるために乳房を全摘したのが、2年前、今度は再び卵巣ガンのリスクが判明し、卵巣と卵管の全摘に至った訳であります。まあ、こういうことは、本人の考えであり、他人があれこれ言うことではありません。

 

しかしながら、米国の大女優アンジーは、私のような誰も知らないおっさんと違い、影響力が大きいと思いますし、現に30万円以上もする遺伝子検査を希望する女性が増えているということで、果たしてアンジーがした選択が正しいかどうかということを考えてしまうのです。私個人の考えとしては、人間というのは肉体的のも精神的にもバランスというものがあると思っています。

ですから、その部位が将来ガンのなるリスクがあるからといって、今の処は正常に機能している身体の一部を取ってしまうのは、賛成出来ません。そのパーツを取ることによって、本来なら問題がないパーツに負担がかかって体全体を痛める可能性は極めて高いと思います。それが、私達の身体のバランスを崩すということに繋がるからです。こういう手術を受けて、自分の将来の安心、安全が保障されるのかというと、基本気持ちだけの満足だけという極めて曖昧なものであって、それは将来ガンにならないという保障ではありません。乳房を全摘したり、卵巣を全摘してその部位がガンになる可能性は低くなったとしても胃や肺、肝臓などがガンになるリスクはある訳で、かといってそれが遺伝子検査で判明しても胃腸や肺、肝臓は取れないのですから、私達、平民からみるとちょっと過剰反応であると言わざるをえませんな。まあ、私の身内、母親とか奥さん、娘だったら基本本人の意向に任せますが、意見を求められれば反対しますね。

 

先月末、報道ステーションで、元通産省官僚の古賀茂明氏が番組内で官邸からの圧力で降板するとの暴露発言事件でありますが、やはりそれなりの問題になっている模様であります。報道ステーションのような情報番組に於いて、政府サイドから、コメンテーターから現政権について不利な発言をしないように圧力があるかというと、「そりゃ、有るでしょ。」という感想しかないですな。何故なら、日本に於いて、情報をコントロールしようと思ったら、テレビとか新聞などのメディアを上手く使うのが一番効果的であるからです。もし、私が政権側なら、必ずします。

 

日本というのは、世界的にみて、テレビや新聞のいう事を信じる国民だからです。むしろ、日本人の性格を考えれば、メディアをコントロールしない方が、政権運営者としては落第、ですから、圧力は絶対にあると思います。古賀茂明氏というのは、私と同じ年、経歴を見る限り、私なんかとは比べられない超エリートであります。それが民主党政権時代に官僚からドロップアウトしてから、維新とか色々な政党と一緒にやりましたけど、どことも長続きしなかった訳であります。彼の本とか見る限り官僚の世界については内幕を熟知していますので、考え方はかなり改革的というか、もし本気で古賀氏に官僚機構を改革させたらトンデモナイことになりそうですな。個人的には、古賀氏にはこれからも頑張って欲しいです。多分これからテレビ番組のコメンテーターは、まず間違いなく身辺調査が厳しくなることです。メジャーテレビ局の報道番組で官邸や政権与党の意向に反する報道は今以上に御法度となり、当然そのような発言をしそうなコメンテーターを起用することは絶対に無くなるでしょう。ですから、この報道ステーションでの古賀氏の爆弾発言のような番組は二度と見ることが出来なくなるでしょうな。

 

4月に入り情報番組の司会者やコメンテーターが変わっています。確かにどちらかというと独自の考えを言うような人たちを見かけなくなりました。どこを観ても池上彰氏とか林先生みたいな安定的で決して過激なことを言わない方かお笑いタレントのような方が司会やコメンテーターとして色々な番組に出演しています。まあ、今はスポーツ番組とQVCくらいしかテレビを観ませんが、「これでいいのかなー。」とは思いますね。

 

 

 

柏崎

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