週刊柏﨑 第464回_宝くじのシステムと酸化還元電位

暑さ、寒さも彼岸まで、とはよく言ったもので、ここのところ急に秋めいてきています。朝、晩は寒いぐらいで、犬の散歩時は長袖を着用しています。確かに、虫の音も確実に秋の風情を醸し出しています。ただし日中はまだ夏日になることが多く、体調管理が大変です。

中国での反日デモもなかなか鎮静化せず、また先日は、自民党の総裁選びがマスコミを賑わしていました。世襲議員ばかり5人が立候補して、各々の政策を聞いてみるとほとんど同じ事を言ってましたね。先日、野田さんが再任された民主党同様、既存の政党に期待すること自体が間違いなのかもしれません。皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか。

今週、東京でニセ医師が逮捕されました。まあ昔から医師の資格がないのに患者を診察するというこの手の事件はあるのですが、共通しているのは、これらニセ医師がどれも非常に評判が良いということです。このニセ医師しても愛想はよいし、とてもユーモア溢れる対応で人気があったそうです。医は仁術というように、医師は患者相手の仕事であります。医療の専門分野の知識が必要なのは言うまでもありませんが、同様に人と対応するヒューマンスキルも大切であることを忘れてはいけません。友人の話ですが、大学病院にくる研修医にはろくすっぽ挨拶もできない医師もいるそうで、よく患者さんともめる事があるそうです。それでも、開業医になれば、必然的に愛想はよくしなければならなくなるのでしょうけれど。

話は変わりますが、宝くじのオータムジャンボが発売になりました。木村拓哉さんが出演するコマーシャルによると、最高に当たると3億9千万円になるらしい、まさに一攫千金であります。早速全国各地の当たりがよく出るといわれている宝くじ売り場は長蛇の列です。私も以前はもし当たったらという叶わぬ夢を持って宝くじを過去に何度も買い求めたものです。しかし今は、この宝くじのシステムを知って買わなくなってしまいました。理由は二つあります。

1、あまりにも還元率が悪い。
宝くじの還元率、すなわち総売り上げのうち、何パーセントが当たりの配当金に振りあてられるかというものですか、宝くじは、なんと46パーセント、つまり54パーセントは胴元のテラ銭となります。これは競馬や競艇などの公営ギャンブルの75パーセントやパチンコ、パチスロの90パーセントと比べると正にやらずかなりの獲り分です。

2、売れ残った宝くじは廃棄され、その中に高額な当選金があっても胴元のものになる。宝くじは必ず余裕を持って多めに刷られます。宝くじが売れすぎて売り切れたというのは、聞いたことがありません。結果、売れ残りが必ず大量にでて、破棄されることになります。よく宝くじの当選金を交換しに来ないことがあると報道されますが、いくら自分が買ったはずれの宝くじを見直しても無駄です。破棄された中に、一億円とか2億円という高額当選くじが入っている可能性もあるのです。
一番は買ったつもりで貯金、これが必勝法といえば必勝法であります。この宝くじの収益金は総務省が取り仕切っている大きな利権であります。天下りの団体に使われたりしますが、多くのお金は、特別会計にプールされるようです。こいう実態を知ると私は宝くじを買う気が無くなってしまいました。ただ、宝くじを買ってから当選が発表されるまでは、皆さん夢を見れる訳でそう考えると宝くじを買う事はアリなのかもしれませんが・・・。まあ、それでも今の宝くじのコマーシャルは、派手で凄いですね・・。

昔に比べて、飲料水にこだわる人が増えています。特に去年の原発事故以来、水は買うというのが普通になっています。皆さんは酸化還元電位という言葉をご存じですか。酸化還元電位というのはORPという単位で表され、mVで表示されます。その物質が他の物質を酸化しやすい状態にあるか還元しやすい状態にあるかを表す指標です。ORPがマイナスから200位ですと還元しやすい水で400より高いと酸化しやすい水といえるでしょう。人間の体というのは大部分が水なのですが、体にある水はマイナス300~プラス250mVであり酸化還元電位は還元状態です。ちなみに水道水はその地方によってかなりの開きがありますが、原水自体が酸化状態にありさらに塩素などの薬剤を混入しますのでORPは700mv近くになり、かなりの酸化状態といえるでしょう。まあ、簡単にいうとORPが低い還元状態の水を飲んだ方が良いという事なのですが、ここでかなりの方が大きな勘違いをしているのです。

要するに、どんないい水、還元状態の水でも、光にあたったり、時間をおくことで酸化していきます。温泉の源泉かけ流しというのを聞いたことがあると思います。源泉かけ流しは温泉のブランドで珍重されていますが、これは温泉の質ではありません。要は水、お湯の質であります。源泉かけ流しはその場で地中からお湯が湧いて出てくるということであり、お湯が空気に触れていない、つまり還元状態の温泉ということなのです。よってもっと珍重されるのが足元から湧き出る温泉、理由は言うまでもありません。また湧水をくんでいる人をよく見かけますが、これも湧いている水とペットボトルやポリ容器にいれて持ち帰った水は酸化還元電位的には全く違う水であります。ですから、どんな有名なミネラルウォーターも同じ、酸化還元電位を計測するとガッカリしますよ。

そして、今再び注目されている水素水であります。

還元電位は水素の発生物を長く入れておくと、マイナス500~700mvになります。当然、空気に触れることによって酸化していきますが、クロワールのSOD同様体の活性酸素除去にある程度は効果があると思うのですが。ただ体に入った後の半減期、すなわち無くなっていくスピードはとても速いと思います。SODは人間の体の中で活性酸素を除去することが解っていますが水素はどうなんでしょうか、活性酸素を除去するだけではなく、活性酸素である過酸化水素も沢山造るような気がするのですが。ただ、将来的にはクロワールと水素水を合体させたようなものを作れたらいいなあと考えています。

柏崎

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