週刊柏﨑 第256回_食品偽造ふたたび

今週に入り何かとってもいい陽気になっています。空を見ても明らかに八月とは違っていて、なんか秋だな~と感じてしまうのです。
それにしても、9月6日と10日のQVCジャパンにおいて、クロワール・アイ ネオの特別セットが大変ご好評をいただきまして、誠にありがとうございました。一度足りなくなって追加した分もほどんどが皆様にお買い上げいただきまして、このご時勢にここまでご支持いただけるなんて、QVCさんも驚かれておりました。

クロワール・アイが皆様に高いご支持を頂いていた中でのバージョンアップ。内容量も30%アップし、当然コストも30%近く上がっております。このバージョンアップについて、よく「何故ですか?」という質問をうけます。
私は、いくら原価が上がっても、より良い商品を提供し続けることが、長い目で見て絶対メリットがある信じていました。「皆様の為になる事が、自分達の為になる」を新しい座右の銘にしようと思っている柏崎でございます。

このところ、自民党総裁選での各候補が行う政策公約や、民主党の政策公約を見て、とても不思議に思う事があります。
それは多分、選挙前のアピールなのではと思うのですが、減税を含めた、国民に対するお金のバラマキについてです。何でも自民党は11兆、民主党は6兆とか、なんだか景気の良い事を言っています。
私が不思議に思うのは、これって「いけない事ですか」という事です?

やれ財源が・・とか赤字国債が・・とか言っておりますが、今のようなシンドイ時に、支払う税が少なくなったり、お金がもらえたりする。それを、さも悪い事の様に指摘する意見も多くありますが、私たち国民にとってはとっても有難い事この上ないと思うのです。
皆様、中々厳しい世の中ですが、お元気でお過ごしでしょうか?

さて、今週に入り、食品偽造もここまで来たか・・。という事件が起きました。
それは、日本が輸入した米の中に、毒ギョウザで一躍有名になった「メタミドホス」や、あの「ダイオキシン」の10倍もの毒性を持つ「アフトラキシンB1」に汚染されていたものがあり、しかも、それを酒や食品原料の中に混ぜてしまった事です。
日本では米が余っていて、減反措置をしているのに、なんで輸入米が?と思われる方も多いと思いますが、ここに「ミニマム・アクセス」という国際農業合意があります。これは、過去ほとんど輸入をしたことがない品物について、外国に対して最低限の輸入機会を提供するために設けられた国際的な約束のようなものです。
日本は米が該当しますので、「ミニマム・アクセス米」と呼んでいます。

これだけ聞くと、要らない物をムリヤリ買わされていると思うのですが、元々舌の肥えた日本人ですから、こんな米を買う事はなく、表向きは国産米の価格、需給に影響を与えないよう、加工用中心の販売を行うものだったのです。

今日、朝のワイドショーでコメンテーターが「無理矢理買わされている米に毒が入っているのに、返品もしない、そんなバカな事があるか!」と言っていましたが、私もまさにその通りだと思うわけで、これは国のシステムの問題に対して業者が長い間裏で行ってきた不正であって、決して昨日今日の事件ではないのです。

だいたい国はこの事故米を「糊」の材料として販売していたのに、「三笠フーズ」という米粉加工会社に売ったというのも不思議だし、その三笠フーズはペーパー会社まで作ってこの事故米を流通させていたというのですから、もう、お話になりません。
三笠フーズの社長は、あの耐震偽造マンションの社長や、ウナギの産地偽装の社長と同様に、「どこでもみんなやっている」といういいわけ。

本当に日本はどうなってしまうんでしょう?そして、私たちは何を信じていけば良いのでしょうか?

真剣に考えてしまうのです。

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