週刊柏﨑 第430回_早期対処の必要性

相変わらず、もの凄く寒い日が続いています。
テレビで毎日天気予報を観るたびに「明日はこの冬一番の冷え込みになるでしょう。」と、お天気キャスターが言っているような気がしますが、確かに気温はドンドン下がっているようです。
今日は日中の最高気温が2度ということで、会社から表に出る気にもなりません。それにこんな日に限って、パッチを履いてこなかったので下半身がスースーして、より寒さを実感する次第であります。

昨年このコラムで触れました「カメ虫伝説」でありますが、この冬の大雪を見事的中させました。
特に長期予報ではこの冬を暖冬と予想していたのですから、自然の予知能力というのはバカにしたものではありません。
地球温暖化が叫ばれて久しいですが、この寒さの前では、どこが温暖化やねん!と突っ込みを入れたくなります。
しかしながら、話によると日本と同じような陽気のアメリカのワシントンDCでは今週桜が咲いたそうで、世界中、異常気象であることは間違いないようです。
それでも、我が家の庭の梅の木には赤い蕾が目立つようになってきています。
春はもうすぐそこまで来ているのです。ただその2ヶ月間はより一層の寒さが予想されます。
お互いに健康には気をつけて過ごしましょう。

皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
インフルエンザが大流行している模様です。知り合いの開業医が言っていましたが、先週の土曜日、半日の間にインフルエンザの患者が20人も来院したということです。
色々取り沙汰されていますが、インフルエンザはタミフルやイレッサという薬が効果的でありますので、高熱がでたらすぐに医者に行くことをお薦めします。
我慢して人に移すことが一番いけません。
特に受験生は今が大切な時でありますので注意して下さい。

世界的に鳥インフルエンザが問題になりつつあります。鳥インフルエンザは一般のインフルエンザとは全く違ったものであります。
鳥インフルエンザの致死率はなんと60パーセントと、とても恐ろしい病気です。
それでも鳥インフルエンザという名前通り、家禽類で広がる病気であって、人には感染しにくいのです。しかも空気感染はしません。
ですから鳥インフルエンザに罹った鳥を直接触るなど、密に接触した場合とか本当に稀にしか人感染はありませんでした。
それがここのところ、香港やエジプト、インドネシアで数多くの人感染が報告されているのです。
これは鳥インフルエンザウィルスが突然変異で遺伝子が変化したからであります。
そしてもっと恐ろしい事に、今まで無いといわれていた人から人への空気感染の可能性も出てきたのです。
最悪パンデミック=大流行ということがあるのかもしれません。

今回、我が国の東大の先生とオランダの医療研究所の先生が哺乳動物間で感染しやすい変異株の解明に成功して、その研究結果を米科学誌のサイエンスと英科学誌ネイチャーに発表する予定であったのです。
しかしながら、アメリカ政府からその研究発表を差し控えるようにという要請があって、この発表を60日間停止することになりました。
サイエンスとネイチャーという科学誌は全世界の研究者が必ず見ていると言っていい位の権威ある本であり、ここで発表された研究は全世界の科学者によって検証されるのです。
アメリカ政府はこの研究結果から鳥インフルエンザウィルスを用いた生物兵器によるバイオテロを危惧したのでしょう。
なにか、60日間の発表延期というのも変な思惑があるのでしょうね。
インフルエンザなのですから、60日間経って暖かくなったらもう大丈夫、というのでしたら笑ってしまいますけど。
それでもこの停止によってワクチンや薬などの予防策や治療策の研究が遅れるのは間違い無いことで、あるかどうかも解らないバイオテロを心配するよりは、実際にパンデミックになる前に世界の科学者にこの鳥インフルエンザの研究結果を提供することが大切であると思います。
事実、エジプトやインドネシアでは変異型鳥インフルエンザによる死者がでているのです。
確認はされていませんが、中国本土ではすでに数百人規模の感染者がでていると言われています。
研究材料は早ければ早い方がいいのです。

本当かどうかは解りませんが、6~7年前に例の私が兄弟のように付き合っている香港人のノーマン君は、この鳥インフルエンザに罹りまして、医者にも見放された死の淵から生還したというのです。
ノーマン君が言うには、あのテレサ・テンさんも鳥インフルエンザで亡くなったということであります。
まあノーマン君か言うことですので、あてにはなりませんが。
それでも、昔大流行した今回の鳥インフルエンザと同じく致死率が高いスペイン風邪では、全世界で何百万人もの犠牲者が出ていることも事実であって、確かに現在の医療技術は当時と比べて格段に進歩していますが、早い対応は絶対に必要であるのです。

日本人は自分の首元が危うくならないと、なかなか危機感を感じない人種であります。
数年前に新型インフルエンザが大流行した時のマスクだらけの日本を私も含めて忘れてしまっています。
とにかく可能な限り備えること、予防することです。
確かに今の日本は放射能問題も、まだまだ解決してはいませんし、直近では東北、上信越、北陸地方での大雪問題の方が命の危険性は
はるかに高いと思います。
それでも、世界では鳥インフルエンザが、かなりやばい事になっているという事を、このコラムをご覧の皆さまは覚えておいて下さい。
私は放射能であろうと、鳥インフルエンザであろうと、クロワールで乗り切っていきます。というかこれしか、私にはありませんから。

最後に新しくなったスーパークロワールアイネオのQVCさんでのTSVが決まりました。今春、4月の初めを予定しています。
4月1日、2日に横浜で予定されているバースデイイベントにも参加しますので、まだ先の話ですが、皆さまにお会いできることを楽しみにしています。

柏崎

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