週刊柏﨑 第748回 樹木希林さん逝く(全身に転移のステージ4で6年の生存率は数%?)
すっかり秋めいて、過ごし易い陽気になりました。
毎日の朝の犬の散歩に短パン、半袖のいでたちでは肌寒い位で、あの凄まじい猛暑の夏は完全に終了という感じですな。
もう10月でありまして、6日は私の63回目の誕生日です。
別に目出たくも、嬉しくも無い訳でありますが、また一つ歳を重ねます。
私が子供の頃、日本の平均寿命は確か60歳台だったと思いますが、漠然と「65歳位で死んじゃうんだろうな」と考えていたような気がします。
今はご存知の通り、平均寿命は男女共に伸びています。
多分、このままでいくと、私が今の男性の平均寿命である81歳になる頃は90歳位に、女性は100歳位になっているだろうと思います。
まあ、何せ死んだことがありませんから、どうなるか分からないのですが、周りの人達に迷惑をかけないようであれば、なるべくだったら長生きはしたいと思います。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
緑のDHA,EPAを飲んでいた私の周りの中性脂肪が高い人たちが、軒並み標準値に改善しています。
魚のDHA,EPAでは全く変化が無かった人も緑のDHA,EPAでは確実に変化しているようです。
流石、植物性DHA,EPAはコレステロール値もほぼゼロであり、吸収と効率を高める配合していますので、結果が違います。
先週に自民党の総裁選が行われ、安倍首相が3選を果たしました。
現在、衆参両院で圧倒的多数議席を有する自民党の総裁選は言わば日本の総理大臣を決める選挙であります。
今回は、安倍首相の対立候補として石破茂氏が立候補しましたが、戦前の予想では安倍首相が圧勝すると言われていました。
まあ、蓋を開けたところ石破茂氏が予想外の健闘を見せ、党員票では45%近くを、議員票でも73票を取りましたが、それでも安倍首相は、石破茂氏をダブルスコアーで破った訳であります。
私は不思議でならないのですが、森友加計問題では全国民の70%以上が安倍首相の説明に納得していない、原発問題も憲法改正も同様です。
それに申し訳ないですが私には正直、安倍首相の話を理解することが出来ないのです。
要は、人の質問に答える安倍首相は何を言っているのかさっぱり分からないのです。
少なくとも石破茂氏が話していることは良く理解出来ます。
確かに、安倍首相の毛並みは岸元首相の孫であり、安倍晋太郎元外務大臣の子息と素晴らしいものがあります。
しかしながら、安倍晋三氏があれだけ巨大化した自民党1強のトップとして求心力があるとは思えないのです。
あれだけ誰が聞いても本当とは思えないようなことを平気で言い張り、過ちを咎められても決して認めも、誤りもしない、これを許す与党って一体何を考えているのか、また恐れているのか私には皆目理解不能であります。
救いと言えば、自民党員が45%近くが反安倍票を投じたことですね。
今は実際、安倍首相に日本のかじ取りを任せるしかないのですから、この世界的に波乱に満ちた混迷の時代を上手く渡って頂きたいと祈るだけでありますな。
女優の樹木希林さんが亡くなりました。
享年75歳、ガンが全身に転移していたと言いますから、多分多臓器不全であると思われます。
希林さんが初めにガンを告知したのが、2004年で乳がんであったそうです。
ガンの根治療法として乳房の全摘手術をうけています。
現在女性のガンとして増えているのが乳ガンでありますが、基本的に乳ガンで命を落とすことはほぼ有りません。
ただ、乳房は肺などの重要な臓器のそばに有りますので、乳ガンからの転移が非常に怖い訳です。
実際に希林さんは8年後にガンが全身に転移していることを発表しています。
この時点で全身に転移していれば、間違いなく肺や肝臓などの臓器にガンが出来ていて、ステージはほぼ4であることが推測されます。
ステージ1の初期ガンの場合は、そのガンの部位にもよりますが、5年後の生存率は約90%と言われています。
だから、人間ドッグなどでガンは早期発見することが大切と言われる所以であります。
ただ、元慶應大学病院の近藤医師がずっと提唱しているように、ガンには、確実に命を脅かす本物のガンとガンではあるが転移もしないし進行も遅いというガンもどきがあるという説があり、どちらの言い分も一利があるような気がします。
近藤医師の説では、そのガンがどちらか見分けるには、転移があるかないかということが大きなポイントです。
ですから遠隔転移があるステージ4のガンは間違いなく本物のガンでありまして、確かにステージ4の五年後の生存率はわずか4,5%と言います。
希林さんは全身転移の告知後6年間は元気で芸能活動をしていたのですから、それは正に奇跡に近かったと思います。
希林さんの場合、残念だったのは、つい最近足を骨折して、寝たきりになることを余儀なくされたことです。
身体を動かせなくなると、やはり極端に血流の巡りが悪くなりますので、病状が一気に悪化する可能性が高くなるのです。
希林さんは若い頃から、お婆さん役をしていましたが、晩年本当のお婆さんになって役者として一皮剥けたと思います。
当初私も、全身に転移しながら全く変わらない希林さんのガンは前述のガンもどきでないかと考えていましたが、やはり転移を繰り返すガンは命を奪う本当のガンであるのです。
ご主人の内田裕也氏とは長年別居状態であったようですが、娘婿のモックンと娘さん、二人のお孫さんに看取られて、幸せに息を引き取ったということです。
心からご冥福をお祈りします。合掌
近年、乳ガンや子宮ガンなど女性特有のガンが増えています。
ある医師の話でありますが、やはり安易にホルモン系の薬やサプリメントを摂ることに警鐘を鳴らしているようです。
あくまで私の私見でありますが、専門医の診断無しに私は、ホルモン様物質のサプリをとることに賛成出来ません。
特に、閉経前の若い女性は、注意を払うべきであると思います。
効き目が強い成分にはそれ相応の副作用があるものだと私は考えています。
よかったら相談して下さい。