週刊柏﨑 第619回 福山雅治氏の結婚と今年の松茸
10月になりました。今年も四分の三過ぎてしまった訳でありまして、本当にあっという間です。6日にはとうとう60歳、還暦になるのであってなんだか妙な気持であります。子供の頃の60歳のイメージというのは、正しく老人とか定年という人生でいう終末期のものであり、確実に言えるのは、私の一生は終盤に近づいているのです。ただ、60歳になったからといって私の生活が大きく変わることは無く、いつものように忙しく時間が過ぎていくだけなんですね。
幸運なことに、私には支えてくれる皆さんがいます。身体が動く限りは、変わることなく頑張ろうと思います。今後とも、ご指導、ご鞭撻の程、宜しくい願いします。テニスも、倒れるまで走りますよ、ただテニスの翌日は、ボロボロですけど
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
チョット前まで。安倍首相がアメリカニューヨークに行っていて、それで国連で演説したんですけど、なんかグタグタだったようですね。大体、アメリカの為に頑張って安保法制を国民の反対を押し切って強行採決したのに、オバマ大統領は一回も会ってさえくれなかったのですから、ホントに舐められたものです。副大統領が最終日にチョット会ってくれただけです。
フォルクスワーゲンの問題でフラフラのドイツはメルケル首相が2回会ってくれたみたいですけど。それに、ニューヨークでロシアのプーチン大統領と公式会談って変ですわな。やっぱり、日本それも自民党には、共和党っていう感じを醸し出しているのを感じ取られているのかもしれません。その共和党も今の処、あのトランプ氏が大統領候補として頭一つリードでありますから、頭が痛いです。
日本でオバマ大統領に相手にされていないと報道されていないのが、とても不自然であります。まあ、オバマ大統領は基本戦争に反対でありますので。日本に憲法の解釈を変えてという掟破りの方法で、安保法制を決めたのは、アメリカとして国レベルでの要求ではないのでしょうね。
福山雅治氏が結婚するんだそうですが、相手は吹石一恵さん、美人女優です。ただ、私は近鉄バッファローズの吹石選手の娘さんと言う方が分かります。スポーツライターの山際淳司氏の「江夏の21球」というノンフィクション小説に登場する選手であります。この「江夏の21球」は江夏が広島のストッパーとして日本シリーズの広島対近鉄の最終戦7戦の9回裏4対3、広島リードノーアウト満塁と絶体絶命のピンチを描いた実小説です。その時の代走で出てきた3塁走者が吹石一恵さんの父親であります。まあ、知らないと思いますけど。
あれだけ男前ですので、モテモテなのは、間違いないですな。チョット羨ましいです。福山雅治氏が所属している会社は上場企業でありまして、サザンオールスターズなんかもその会社に所属しています。芸能プロダクションというのは、基本資産というのが人でありますから、所属タレントが稼げなくなると業績が悪化し株価が下がります。サザンの桑田佳祐氏が食道ガンになった時、この会社の株価は当然下げました。今回の福山雅治氏の結婚でこの会社の株価はどうなったかというと、8%以上下がりました。上海株価指数並の暴落です。結婚で福山氏の女性ファンが離れて人気が下がるというのが市場の見方です。でも全く関係が無い運送会社の福山通運の株価は上がりました。良く分かりませんね。
今年の松茸相場は、夏に雨が多く、残暑が短かった為に、豊作で安いということであります。国産松茸は、なんでも4〜5本300g位で3万5000円だそうで、まあ、手が出ませんね。なんたって100g1万円です。だってキノコでしょ、私はエリンギで十分、火で炙って、醤油をたらして食べると美味しいです。
出張先のホテルのテレビで観たのですが、松茸は養殖栽培が出来ていないのですが、松茸が沢山取れるような山を作るのはそんなに難しくないという事らしいです。松茸の達人と言われているおじさんが、テレビで説明していました。良く覚えてはいませんが、確かに結構簡単そうです。そのおじさんの山では、物凄く簡単に沢山の松茸を取っていました。取材のテレビクルーも、今迄取材で色々の山に松茸を取る取材に行ったけど、こんなに沢山なっているのを見たのは初めてということでありました。
日本の松茸関係者も、このおじさんに師事して、もっと松茸を庶民の味にしてほしいですな。エリンギの倍くらいの価格なら秋は毎日松茸を食べます。私は、土瓶蒸しが好きです。テレビでこのおじさん、「聞きに来れば誰でも教えるよ。」って言っていました。
北斗晶さんが、乳ガンの手術を行い、右乳房の全摘手術を受けたことを発表しました。女性にとって乳房を取ってしまうということは、男の私から見てもかなりショックであろうことは想像つく訳であります。以前、近藤先生の本を何冊か拝見した際、現在は乳房を全摘することなく、そのガン部分をくり抜いて取り去ってしまう乳房温存が主流であることらしいのです。ですから、乳房を全摘した北斗晶さんは、脇の下のリンパ節に転移してしまったこともあり、相当深刻な状況かなと、勝手に推測していました。
乳ガンの進行度合いには、5つのステージがあります。0期はガンが乳管内にとどまっている非浸潤ガン。ガンが小さく、リンパ節への転移がないのがⅠ期であり、これらを早期ガンといいます。乳房内でガンが大きくなって、進行が早いのがⅢ期であり、遠隔転移がある場合がⅣ期であります。
一般的に0期〜Ⅱ期は手術、Ⅲ期以降は状況を見て抗がん剤でガンを小さくしてから手術を検討とするということです。北斗晶さんの場合は、すぐに手術でありましたからⅡ期と思われていますが、脇のリンパ節に転移していましたのでⅡ期、要はⅢ期に近い状態といえます。あとガンの場合、ガンの進行度合いもありますが、非浸潤ガンであるかないかということが大きなポイントとなります。ガンが大きくなっても周囲の細胞にガン細胞が、広がるように浸み込まないタイプのガンを非浸潤ガンといい、このタイプのガンは結構治ることが多いのです。
逆に浸潤ガンの場合は、例え初期でも転移していることも多く、危険なタイプのガンであります。当然、北斗晶さんの場合、どちらのタイプであるか分かりません。乳房を全摘していたからといっても、何でも北斗晶さんの場合は、ガンが乳頭の真裏にあったということで、部分切除が難しい場所にあったらしく、温存療法に向いていないのです。それに、今は無理して乳房を残さなくとも、乳房再生技術が進化し、健康保険も使えるという事で、以前に比べて温存療法自体が減少傾向にあるのです。しかしながら、北斗晶さんは、会見で乳房の無くなった胸を見るのが辛かったと涙ながらに述べたように、生まれながら持っている身体の一部を失うのはショックであるのでしょう。
北斗晶さんは、術後の10月後半より、抗がん剤治療をして放射線をするということであります。今は、再発防止の為に抗がん剤や放射線を受けることが主流であります。ただ、初期段階で乳房を全摘しながらこのような抗がん剤や放射線をするのは、決してもう安心と言える状況では無く、予断を許さない状況であるということだと思います。多分、入院して2〜3種類の抗がん剤を点滴で何日かをかけて入れていくと思います。そして放射線を受けるでしょう。それを、数クール分してから退院し、自宅療養しながら通院し、飲み薬で抗がん剤をまた数クールということになりそうであります。
今、恐いのは、他の臓器への転移であります。会見で見ただけでありますが、北斗晶さんは、しっかりとした生気があり、まだまだふくよかであり、元気そうです。旦那さんの佐々木健介氏の愛情も物凄く感じられ、ストレスフリーで安らかな療養が出来そうでありますな。しっかり治療して、早い復帰をして欲しいと思います。先ずは、3か月以内に再発とか転移がないように祈りたいです。