週刊柏﨑 第662回_インド視察PART4(いいとこだけど、もう次は遠慮しときます)
相変わらず、京都は猛暑日が続いています。
今年は日差しが違いますな。
肌を刺すようにというのは、このようなことを言うのだと妙に納得しています。
週初めに関東から東北、北海道と台風9号が縦断したのですが、各地で大きな爪痕を残しました。
短時間であれだけの雨量を記録すると、それはもう通常の上下水道の処理能力では対処出来ませんから、至る所で雨水が溢れかえり、瞬く間に住宅地が冠水してしまいます。
特に北海道は台風自体が直撃することが稀有であるために、被害が甚大になります。
特に今回の場合、短期間で3つの台風が北海道を襲っています。
過去このようなことは無かった訳で、今の気候がかつて経験したことが無いようなものであるということです。
友人の不動産屋に聞いた話でありますが、家が床上だろうが床下だろうが浸水しますと不動産価格が3分の1になるということで、まあ世帯主にとってはたまったものではありません。
関東から東北にかけて水不足が叫ばれて久しいですが、こんな甚大な被害を伴わなければ水不足は解消しないのですかね。
被害に遭われた方々には心からお見舞いを申し上げます。
関西では猛暑である以外は、全く雨も降りませんし、申し訳ない位何の被害も出していません。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
オリンピックが終わりました。
結果的には史上最高のメダルを獲得した訳でありますが、個人的にはこんなに一生懸命に日本選手を応援したことが無い程熱心にテレビ観戦したオリンピックでありました。
リオが日本の真裏にあたり時差が12時間というのも、かえって夜中から朝方にかけて起きていればほぼ全ての競技をカバー出来るのも良かったのかも知れません。
これが昼間の就業時間中だったら流石にずっと観ているのは無理ですからね。
バトミントンや卓球など普段は観戦することがない競技があれ程エキサイティングであるとは思いませんでした。
私的に一番感銘を受けたのが女子レスリングの吉田沙保里選手の戦いでありました。
結果的に銀メダルに終わりましたが、試合後の彼女の涙は長年最強の選手として戦ってきた競技人生の中で常に大きい国民の期待というプレッシャーの重圧そのものであったと感じました。
久しぶりにスポーツを観て大泣きしてしまいました。
今後の進路については、私などが知る由もありませんが、とりあえずは、ゆっくり休んで欲しいと思います。
さて、先週の続きであります。
バンガロールの山岳部に点在しているマリーゴールド畑、5年前に訪問した頃に比べてマリーゴールドの花は幾分小さくなったような気がします。
ただ雨水を気にせず畑の中に分け入ってみるとやはり花は大きく、背丈も高い物は1.5メーター近くあります。
私は、車の中でマハラジャの格好から布の腰巻とタオルのターバンというティピカル農民の格好に着替えまして雨でぬかるんだマリーゴールド畑に入り、農民の皆さんとマリーゴールドの花を摘んで網でできた袋に入れていきます。
マリーゴールドの花びらを摘まんで折るように引き抜くと結構簡単に採ることが出来ます。
大きな袋に一杯のマリーゴールドの花を入れますと重さが大体15キロ位でありまして、それをAVTの社員が確認してキロ当たりいくらという値段で全量を買い付けます。
雨は完全に上がりまして、畑の横に作ったパーティー会場に飲み物と軽食が並べられ、私の歓迎パーティーであります。
5年前にマリーゴールド畑で嫌という程飲まされたヤシの実ジュースは相変わらず良く分からない味がしまして、全部はとても飲み干せないですな。
ここでまた多くの農民が私との記念撮影を希望していまして、20名ほどの農民と撮影、何人かの髭づらのおっさんからキスをされまして、引きつりながら笑顔を造りました。
先週も書きましたが、こんな山奥のマリーゴールド畑に関係者が訪ねて来ることは今迄皆無でありまして、それも遠路日本から来た人間が農民と同じ格好して作業を手伝うなんてことは彼らからしてみれば絶対に有りえないことであるのです。
まあ、それだけ地元の農民にしてみれば私がとてもフレンドリーでいい奴に映ったのだとAVTの副社長は言っていました。
農民に別れを告げて、AVTのスタッフと5年前にも行きましたマリーゴールドの花の品種改良やルテインとゼアキサンチンの含有量の測定をやっている研究所に行きまして、研究部門の副社長とマネージャーからマリーゴールドの花にルテインとゼアキサンチンいかに含有量を高めるかの研究について説明を受けましたが、まあ難しくてさっぱり分かりません。
ただ10年ほどの間に含有量自体は50%近く上がったそうで、それだけ濃いルテインを抽出することが出来ます。
またゼアキサンチン用のマリーゴールドも改良しまして、今はルテインだけではなくゼアキサンチンもマリーゴールドから抽出出来るようになりました。
まあ、そんなこんなであっという間ありましたが、インド、バンガロールでのマリーゴールド畑と研究所の視察は無事行う事が出来ました。
翌日はバンガロールで大規模なデモが行われまして、外国人は一歩も外に出ることを禁止されまして、翌日のスケジュールはキャンセルになりました。
最終日、商店街で嫁や娘から頼まれていたお土産を買い求め、空港へ、バンガロール空港で3日ぶりにカレー以外の食事(ちゃんとしたイタリアン)を頂きまして、私の5年ぶりのインド視察旅行は終わりました。
以前着た時よりも歓迎されましたが、それは皆さんがクロワールアイネオでケミン社のルテインとゼアキサンチンを使って下さっている証しであります。
食事は本当に3食カレーだし、カースト制度で訳が分からない国でありますが、それなりにインドは良い国だと思っております。
また行きたいかというと、それはノーコメントにさせて頂きます。
最後に日本は本当に良い国だと付け加えさせて貰います。