週刊柏﨑 第691回_ドラえもんの道具みたいなものはありません
桜の花もあらかた散ってしまって、ピンク色の花弁を残すだけの木が目立つようになっています。
この後、花弁が落ちると私が一番好きな新緑の季節となります。
桜に変わって今満開なのが八重桜、正に今が見ごろであります。
これでゴールデンウイークに入る頃から京都は、ツツジの花が咲きだします。蹴上の浄水所のツツジは一回見に行く価値があると思います。
ここの処の京都は、本当に外人客が多くなりました。
市内を走るバスは四六時中外人観光客でラッシュアワー状態であります。
それも彼らは大きいスーツケースを持っているものですから、お年寄りは簡単に乗降出来ない程であります。
今後多くの内外の旅行者を京都が受け入れていくのなら、不足気味の宿泊施設は当然ですが、こういった移動手段の整備も必要でしょう。
賑わっている京都でありますが、足元の京都の景気は余り芳しい状態ではありません。
京都の大手デパートはずっと売り上げが低下気味でありますし、飲食店に関しても良い話を聞きません。
その原因は外国人旅行者の消費が結構渋くて、混んでいる割には売り上げが上がらないのだそうです。
確かに、この前行ったラーメン屋で、4人連れの外国人旅行者が一杯のラーメンと餃子をシェアして食べていました。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
5月6日のプレミアムクロワールアイネオのTSVまで2週間でありまして、結構緊張しています。
今週、QVCさんで初回0時のナビゲーターである渡辺公美さんと打ち合わせがありましたが、やはりクロワールシリーズに強い思い入れがあるナビさんに担当して貰うと本当に心強いですね。
去年、今年とゴールデンウイークにTSVですから、まあ休みどころではありません。
ゴールデンウイーク前半に娘が能登から帰省してきますが、多分それどころでは無いかも知れません。
東京にいったついでと言ってはなんなんですが、東京フォーラムで開かれていたヘルスケアイベントに参加しまして、中国の健康関連のコンサルタントのお話を伺いました。
現在、中国では自国の漢方薬などの産業を保護する関係で、日本から薬や健康食品(カプセルや錠剤タイプ)の輸入について大きな制約があります。
もし中国でそれらの商品の販売を望むなら、中国が指定するライセンスを取る必要があります。
エーエルとしてもクロワールアイネオを始めとするクロワールシリーズを中国で販売する気持ちがありまして、そのフォーラムで人を介して中国の関係者と面談した訳であります。
このライセンスを「ブルーハット」といいまして、その詳細を政府関係のコンサルタントに聞くことが出来ました。
結論として1商品の取得期間、料金(検査料など)が途方もなくかかるというのが現実でありまして、エーエルというちっぽけな会社が今の処出来る話ではないという現実を思い知らされた次第です。
ただ、カプセルタイプでない健康食品は食品として輸入が認められているそうですので、今後そちらの方を手掛けていくのに中国サイドの了承を得ることが出来ました。
中国サイドと話していて意外であったのが、製品の安全性や成分の詳細、由来などについてとても細かいことです。
食品などでは、ほぼ日本産であることや放射能などの指定地区以外の原料を求められます。
そういう点では、日本より消費者の品質や安全性に対する意識が高いのです。
さて、先日タイで捕まったほぼ私と同世代の女性でありますが、年齢を30歳代~40歳代と偽っていて、本当に女性は魔物とよく言ったものですな。
まあ、確かにあんな格好をしていたら暗い場所で見たら多分見分けがつかないかもしれません。
それにしても、ああいう有り得ない儲け話に乗ってしまう方は昔も今も後を絶たない訳で、すぐ人の話を信じてしまう私でもチョット考えたらそう簡単に引っかからんだろうと思うのですが。
私の経験上、こういう儲け話は、誰しも始めはおっかなびっくりでありまして、少し腰の引けた状態で少額を投資して様子を見る物です。
当然、ここで話が違えば被害額がこんなに大きくなる筈もなく、大事になることはありません。
要は、こういういかがわしいビジネスの主催者は、かなり高い確率で始めは約束通りに高配当を出します。
そこで調子に乗った投資家は、虎の子をはたいて大金を、というのが昔から変わらないパターンであります。
ですから、被害にあったお金というのは、長くやっていれば結構の額を回収していると思います。
ですから、この手のビジネスの被害者というのは、大きくやられた人ほどその人の欲が原因であり、気の毒とは思いますが余り同情は出来ませんね。
今のマイナス金利の時代、チョット考えれば分かると思います。
それと、こういう事件を大きくしていくのが、ビジネスをマルチビジネスとして様々な人の金儲けに利用することでありまして、今回の詐欺行為にも多くの人がこの投資を薦めて、お金を抜いていたようです。
今、ネットの世界では、諭吉ケーブルというスマホの充電器が話題になっていまして、なんでもこのケーブルにスマホを繋いでおくと、何もしなくてもお金がドンジャラ儲かるということです。
当然、そんなドラえもんの道具みたいな器具は、存在することはありません。
常に限定で残り僅かになっていますが、通販番組のようにソールドアウトになることはありません。
そこのサイトを読み進むと、巧妙にメールアドレスを入力するようになっていて、メールアドレスを入力するとすぐさま「ビジネスで簡単に億を稼ぐ方法」みたいな情報商材のセールスメールが届きます。
実はこの大金を簡単に儲ける方法というのは、これも昔からあるいかがわしいビジネスでありまして、申し込むとこれと同じことをして(簡単に儲ける方法を販売する)お前と同じような被害者からお金を取れと指示されます。
まあ、典型的な古典詐欺でありましてアメリカが発祥ということです。
ただ、被害者はあのタイで捕まった女性の詐欺と違って、加害者を特定することが困難でありますし、販売は多分被害者の同意の元に行われているため、犯罪としての立件は難しいでしょう。
兎に角、お金は簡単に稼げません、うまい話には簡単には乗らない事です。