週刊柏﨑 第406回_また旅に出ます

お盆が終わりました。なんでも、猛暑のピークは今週までで、来週からはいくらか暑さも和らいで来るのだそうです。
だからといって、いきなり秋めいてくるはずもなく、多分残暑は9月下旬まで続くのだと思います。先週触れました大文字の送り火でありますが、天気も良く無事に執り行われました。例の陸前高田の薪を送り火として燃やす話ですが、実は先週の話の後、また二転三転がありまして、結局、陸前高田産の薪は使用しないことになったわけです。この薪の放射線量は測定したところ、木の表皮から1,130ベクレルという
高濃度の放射線量が検出されたのです。それで京都市としてもこの薪を使用することが出来なくなったのです。かといって京都市のとった行動はみっともないものであったし、東北の方々の気持ちを顧みないものであったことは間違いないのです。
私の周りの人間は、ほとんどが陸前高田産の薪を使うことに異論はなかったようです。不安感だけが独り歩きしている放射能問題でありますが、何度も言っているように、国としてしっかりとした安全基準を設けて、このような事態が繰り返されないようにしなければなりません。ある東大の先生が、国会で政治家や官僚の今の仕事ぶりを強く叱責したらしいですが、国民は全く同意見であるのです。北海道知事が今日、北海道泊原発の再稼働を容認したという記事が報道されていましたが、私はただただあきれるばかりであります。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
3月11日の大震災後、4月、5月の景気は落ち込んでいましが、6月に入り「なんか大分いいんじゃないの?」と安堵感が広がっていました。しかし、それはあくまで大きく落ち込んでいた景気の反動に過ぎず、7月、8月は再びしんどい状態になっています。私達の通販業界も例外ではなく、厳しい状況であります。世界的に見ても全く先が見えない経済環境であるし、週刊誌などでは世界経済破綻などという恐ろしい特集をしているのです。確かに世界の株価や為替の状態はもはや恐慌といってもいいのかもしれません。かといって、私達に出来ることなど知れているので、今のこの仕事を一生懸命やっていくだけです。
実は来週末からインドに行くことになってしまいました。クロワール・アイネオの主成分のひとつ、ケミン社のフローラグローというルテインの原材料であるマリーゴールドの畑の視察であります。今年初めのケニア程ではないにしても、またまた10時間以上飛行機に乗らなくてはなりません。なんでもシンガポールトランジットでコインバートルというインドの内陸部に行きます。多分、ケニア同様、数週間にわたって珍道中記を皆さんにお届け出来ると思いますが、はっきり言って頭が痛いです。
昔、海外駐在員としてアジアエリア限定で飛び廻っていていた時は異国に行くことが楽しかったし、住むことも全然大丈夫で辛いと感じたことも無かったのです。しかしながら、この歳になると可笑しなもので、やはり日本が一番です。今回はケミンの人が数人同行してくれるそうなので、唯一それだけが救いであります。なにせ、ケニアの時はマリオ君というアメリカ人だけだったのです。まあ、しっかりマリーゴールドの映像を撮って、皆さまに素晴らしいビデオをお見せ出来るように頑張ります。毎日カレーばかりの食生活になりそうですが、帰ってきたら、すぐQVCさんのオンエアーが入っていますので、もし間に合えばその時にインドのマリーゴールド畑をお見せ出来るかもしれません。
今週末で熱戦が続いていた甲子園大会が終わります。既存のテレビ番組をニュース以外ほとんど観なくなった私ですが、やはりこういう筋書きのないドラマはおもしろいと思います。先日の女子ワールドカップサッカーなども然り、とてもエキサイティングであります。
それに引き換え、今までテレビ番組の主流であった、ドラマやバラエティーが最近とても陳腐なコンテンツになったという印象が強いのです。若者だけではなく、私のようなオッサンまで今やネットを視るほうが面白いし、もしかしてテレビの果たしてきた役割は終わろうとしているのかもしれません。野球、サッカーなどのスポーツやニュース番組はノンフィクションで、まさに何が起こるか分からないからこそ面白いし、興味も尽きません。しかしながら、本来テレビのキラーコンテンツであったはずのドラマやバラエティーのフィクションには、ほとんど興味を持てなくなってしまっているのです。
それに伴って国民のテレビ離れも顕著になっています。私が子供時代、少し人気が高ければ30パーセント、40パーセント越えが当たり前であった視聴率はここ最近、20パーセントになれば、大成功という体たらくの番組ばかりであります。ここのところの一部芸能関係者が韓流ドラマやK-POPの扱い方でテレビ局を批判したり、原発の世論をテレビ局が意図的に誘導しようとしたりして、既存のテレビ局の衰退に歯止めがかからないというのが現状です。またそういう事実が、私達一般ピープルに伝わってしまうソースがネットであるというのが皮肉であります。私達エーエルジャパンの命運を握っていると言ってもいい、QVCさんであるとかショップチャネルなどの通販番組でありますが、
これはギリギリ、ノンフィクションということで、恐らく今後、尚一層繁栄していくのではないかと、誠に都合よく、楽観的に考えています。
最後に大文字でありますが、今年の火の点火は普段より2~3分遅かったのです。これは点火に携わる人たちが数分間黙祷をしていたためであります。評判を落とした京都人でありますが、それなりに反省をしています。繰り返し、今回の件についてお詫び申し上げる次第であります。いけず人が多いといわれている京都人でありますが、私の回りは結構いい人ばかりです。

クロワールカフェ:http://www.al-japan.com/movie/index.html
楽珍堂:http://www.rakuten.ne.jp/gold/al-japan/movie/index.html

柏崎

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