週刊柏﨑 第636回 SODと健康

ジェットコースターのように気温が変化しています。週末から日曜日にかけては、半袖での大丈夫な位暖かかったのですが、週が明けた途端、真冬に逆戻りで冷え込んでいます。それでも、「三寒四温」確実に春が近づいています。日本各地で春一番が吹いているのは、その証しであります。

ただ、そんな不安定な陽気ですので、体調を崩す人が多いようですが、クロワール茶を毎日飲んでいますエーエルジャパンのメンバーは全員病気知らずであります。報道によりますとかなりインフルエンザが流行っているようですので、クロワール茶、うがい、手洗いを心がけて下さい。

 

皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。乳酸菌シロタ株を毎日飲んで、生きた乳酸菌で腸内環境を改善している筈だった渡辺兼氏が胃がんになりました。エーエルに毎週来てもらっているヤクルトレディーも、お客さんからかなり突っ込まれていると、愚痴っていましたが、乳酸菌をしっかり摂っていたからといって大丈夫ということはありません。(インフルエンザにもかなりお客さんが罹っているそうです)これは、クロワールのSODであっても同じであります。基本、一番大切なのは、食生活やストレスレス、睡眠などの生活習慣であって、それを補う意味で様々な体によい物を取りいれる、そして身体を健康に保つ、このように理解して頂けたらと思います。まあ、「私はこれを飲んでいるから大丈夫」と信じ込むのは、ある意味正しいと思いませけどね。

しかしながら、それは心理的側面が大きいです。ただ、SOD酵素というのは栄養素ではありません。テレビの都合上「SOD値があるお茶を飲みましょう。」と言っているだけでありまして、SODは身体から活性酸素など要らないものを排出する引き算的な物質であります。水素水なども同様な考え方なんですが、活性酸素を水と酸素に分解しましょうというものであります。現在巷では大変な水素水ブームでありまして、実際QVCさんの中でも水素水関連の商材は凄く人気があります。私の家にも水素水浄水器があるのですが、私にはクロワール茶の方が合っているような感じです。ひいき目かもしれませんが、水素水が何故あれだけ人気があるのか良く分かりません。

前にも言いましたが、人間の吐く息には、水素が2PPM含まれているそうです。排出イコール要らないものでありますから、(吐く息には酸素は含まれていません)何も有難がって水素を摂ることは無いとある大学の先生から聞きました。まあ、水でありますので、摂らないより摂った方がいいとは思いますが。

 

このところ日本の株式がえらい勢いで下がっているのは、皆さんご存知であると思います。前にも触れましたが、株に我々の年金基金をつっこんでいる訳ありまして、当然無傷ではすまないのですね。一説によると20兆とも30兆円ともいわれる位の損をしてしまったということであります。私も年金受給可能な年齢になってきましたので、やっぱりそれなりに気になるのです。今週の国会で安倍首相が野党の議員の年金運用の質問に対し「ぶっちゃけ、損したらそりゃ給付額は減らさざるをえないね。」と答えました。まあ、ない袖は振れぬということで、当たり前と言えば、当たり前の話なのですが、国民にとってはとても承服出来ることではありません。マイナス金利だって今は、日銀と銀行の間の話であります。また、国債がマイナス金利になったというのも、本来100円で売って100円で償還する国債を近い将来値上がりするといって103円とか105円で買っているだけであり、我々国民が実際に銀行にお金を預けたからって元本が減ってしまうことは今の処ありません。しかしながら、あの一言多い財務大臣が、「いやいや、国民の預金からも貰うかもしれませんよ。」と言い放ったのです。知り合いの銀行員が言っていましたが、それ以来預金を現金で引き出す金持ちが増えているそうであります。私が36年前に証券会社に入社したての時の銀行の1年定期の金利は8%であります。1億円あれば1年間で貰える金利は800万円(ここから税金は取られます)です。それがこのマイナス金利が発表された直近の1年定期の金利がなんと0、002%前後、1億預けて貰える金利は20万円であります。昔、私は就職して1億円作って金利で生活しようと本気で考えていました。まあ、それで一番手っ取り早く1億作れそうな証券界に身を投じた訳であります。今思うと筋金入りのアホな訳でありますが、その当時は1億あれば金利で暮らすのは可能なことであったのです。今は1か月でもきついです。まあ、それだけ異常なことなのですよ。多分、銀行の貸出金利も優良企業でしたら0,5%を割るのではないかと思います。それでも銀行の貸し出しは余り増えないでしょうね。

私も含めて日本人は超低金利に慣れてしまっています。少し前に香港のノーマン君が言っていましたが、1%にも満たない金利でなぜ日本人は投資をしないのかと。確かにその通りですな。日本という国は1%にも満たない利益しか上げられない国なのでしょうか。私はそんなことは無いと断言出来ます。まあ、わたし個人には誰も貸してくれませんけどね。マイナス金利が発表されて銀行株が売られています。これが私には不思議でならないのです。

日銀に銀行に積み上げているお金に金利がかかると言うのが理由と思うのですが、今迄の預金に対してマイナス金利が適用になる訳ではなく、莫大な預金には今まで通り金利は入ってきます。これからの増えるお金に対して金利を取られるのですから、そりゃ預けなければいいのですから、そんなに大騒ぎする必要はありません。現に今の時点で日銀の当座預金に銀行が積み上げた残高は約250兆円、これには引き続き0,1%の金利が支払われますので、銀行には年間2500億円の金利が日銀から支払われます。また、商売をするときに普通は商品を仕入れ、それに利ザヤを乗せて販売するのですが、銀行の場合、何を仕入れるかといえば、それはお金であります。お金を調達してそれに利ザヤを乗せて人や会社に貸し付ける、それが銀行の商売であります。マイナス金利によって銀行は商品原価=調達金利が信じられないくらい下がる訳でありますから、幾ら低利で貸し付けても莫大な利益を上げることが可能であります。まあ、数年前に低金利だと長期固定のローンを組んだ方は正に銀行さんの上得意さんでありますな。ですから、銀行の株価が売られると言うのは目先では絶対の買い場であります。みずほ銀行など150円位の株価で7,5円の配当と利回り5%ですよ。その他にも買い場の銀行株はゴロゴロしていると思います。

 

ただ証券界を離れた素人同様の私でも分かるのに、何故銀行株が売られたかということであります。前々から書いていますが、日本経済はとんでもない迷路に入ってしまった感があります。実際にこれからどうなるのか、多分黒田総裁にもまして安倍首相にさえも分からないんじゃないかと思います。こんな混迷を招いた大きな原因が消費税増税から派生した消費不況であったと思うのですが、日本は来年4月にもう一度消費税を上げなくてはならないのです。銀行界がこれだけ恩恵を被るのにどうして売られるか、この不自然さに将来の日本に襲い掛かるリスクがあると考えなければなりません。

マイナス金利によって日本の金利体系に歪みが出てしまいました。間違いなくお金は市場に流れ出てくると思わなければなりません。ただこの歪みのしっぺ返しは必ずくると思います。会社を運営している以上、どんな状況でもアクセルを踏まなければならないのですが、それは片足をブレーキに乗せて注意深く運転していけなくてはならないのでしょう。

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