週刊柏﨑 第533回_危険なオリンピック

1月は、後1週間程で終わります。今年は1月3日にQVCさんでのオンエアーがあった為に正月感に浸ることが出来なかった訳で、なんか例年の1月とは違った感じがします。来月はいよいよアサイーの産地、ブラジルはアマゾンに行かなければならないのですが、はっきり言って憂鬱であります。

まあ、今までクロワールアイの3大成分の原産地の内、カメリアのケニアとルティンのインドに行きましたが、いい思いをしたことがありません。ブラジルは残った最後のアサイーの原産地でありますが、何か一番しんどいような予感がするのですが、どうでしょうね。多分、私の予感は的中すると思います。

先日、アメリカ東部で気温が軒並みマイナス20度近くに下がっていて、その中でアメリカンフットボールのプレーオフを戦ったり、大観衆が観戦したりしていることに対し信じられないとのコメントをこのコラムで書きましたが、現在南半球オーストラリアで開催されているテニスの全豪オープンはなんと40度以上というとんでもない気温下で行われていまして、全く同じ地球とは思えません。マイナス20度と摂氏40数度という環境どっちが嫌かというとどちらも嫌ですね。

全く堪え性が無い柏崎であります。

暑くなっても、寒くなっても散歩に行こうとしない我が家のダメ犬でありますが、今日もサンルミエ(ストーブ)の前から離れようとしません。まあ、飼い主に似ると言いますが、本当です。皆さん、寒い中お変わりなくお過ごしでしょうか。この冬はインフルエンザだけではなく、ノロも流行っていますので気を付けて下さいね。ウィールスが原因の病気でありますので、流石にクロワールでは防げません。但し、クロワールを長く摂っている方はイフルエンザに関しては、回復が早いとか、熱があまり上がらなかったというお声は結構多く頂いています。

今週、話題の田中マー君の大リーグの移籍先が決まりました。かねてから最有力と言われていた大リーグ一の金持ち球団であるニューヨークヤンキースであります。契約金はなんと驚きの7年総額161億円であります。一年年棒は23億円、一挙に年棒は5倍以上凄いですな。大リーグで2年続けて10勝以上し昨年の奪三振王ダルビッシュ選手、昨年のワールドシリーズの胴上げ投手の上原選手を簡単にごぼう抜き、ダントツの稼ぎ頭です。月並みでありますが、「こんな息子がいればなー」と言う感じであります。まあ、移籍先としては正解であるでしょう。大都市ニューヨークは金さえあれば多分世界一住みやすい場所であるでしょう。海外に住む場合初心者にとって一番大切なのは移動手段が完備されていること、特に奥さんにとっては大きいです。ニューヨークは交通手段が沢山ありまして、タクシーも簡単に捕まりますし、思うより治安も悪くありません。食に関してもどんな日本食も手に入りますし、和食レストランも高級からB級まで幅広く選択出来、数も多いです。(味はともかくですが)また、ニューヨークは他人に関して無関心なところは、日本では有名人のマー君と奥さんの里田まいさんには、とてもプライベートが守られていいのでは、ゴジラ松井氏がいまだ拠点をニューヨークに置いているのを見ても分かるでしょう。今から今シーズンの大リーグダルビッシュ選手のレンジャーズとマー君のヤンキ-ズの戦いが楽しみです。

余り話題になっていませんが、2月7日からロシア、ソチで冬季オリンピックが開催されます。どうしても世界中の国が参加し、競技数も多く日程的にも長い夏季というか普通のオリンピックが注目を集める訳でありまして、まだチケットがかなり余っているそうであります。今回のソチのチケットの不人気はかなり政治的要因があり、まず安全に競技が行われるかどうかという事があります。現在、ソチでは4万人ともいわれる兵隊や警官が市内や会場を厳重警備しており、さらにオリンピック開催期間中は無人機が飛んで、なんとミサイル迎撃システムも配備されるようであります。これはソチから近いチェチェン共和国のイスラム過激派によるテロを警戒するためで、実際に昨年末に近くのロシアの都市ボロゴクラードで爆弾テロが多発して多くの犠牲者が出ているからです。このテロ行為の根っこには、この地区コーカサス地方に存在する宗教的対立があるのです。

チェチェンのイスラム過激派はスンニ派でありまして、本来であればスンニ派の盟主であるサウジアラビアの後ろ盾があるべきなのですが、実はサウジからチェチェンは全く支持を受けておらず、イスラム世界からも孤立していて、要は何をするか分からないのであります。因みに、昨年のボストンマラソンの爆弾事件の犯人がチェチェンのイスラム過激派であったのです。元々ロシアの現大統領プーチン氏はチェチェンのイスラム過激派を徹底的に攻撃してロシア内での今の地位を手にしたと言われていて、今もロシアとチェチェンのイスラム過激派とはずっと抗争を繰り返しています。ですから今回のソチ冬季オリンピックは、チェチェンのイスラム過激派みれば憎きロシアとプーチン氏にダメージを与える絶好のターゲットとなる可能性が高く、私達外国人が考えているよりかなりテロの危険性が高いオリンピックと言えるでしょう。

もしかして、予想で日本は、相当な数のメダルを獲得するのではないかと言われていますが、くれぐれも現地にお越しの方は周りに注意を払う方がよさそうです。

危険なオリンピックと言うならば、東京オリンピックも負けてはいません。今週告示された東京都知事選、大きな争点として原発の廃止が取り上げられています。原発は現在全て稼働が停止され、基本、現状で危険性はとんでもないことが起きない限りありません。大きくは当然報道されていませんが、つい先日、福島第一原発の屋外にある設備、排気の配管部分の放射線量が毎時約25シーベルトに上ると東電が発表しました。因みに4シーベルトを被ばくしますと、2人に1人は死んでしまいます。そして8シーベルでは100パーセントに人が死んでしまうのです。この1時間当たり25シーベルトという放射線量は仮にわずか20分いるだけで、約8シーベルトになるのですから、20分で全ての人が死んでしまうのですよ。確かに限定された場所でありますが、こんな危険な場所が福島原発にはあるということであります。そばに寄っただけで確実に死んじゃうレベルの放射線量ですので、処理方法でありますが、まあ、素人の私が考えるには自然に外に放出するしかないと思います。

これのどこが、アンダーコントロールなのか、頭に来るというより、悲しくなります。まず福島の現状をなんとかしなければいけません。東京オリンピックを環境的に安全であると断言するのは、ソチオリンピックをテロなどが起こりえない安全なオリンピックと言うのと同じであります。ソチに関してはロシアがヤバイと認めているから厳重な警備をして対策しているのです。東京で全く放射能が大丈夫と何もしないなら、東京はソチより危険だと思うのですが。

(いよいよ入試シーズンに突入しました。去年は私も息子の入試でやきもきしましたが、受験生の皆さんやその親御さんはくれぐれも健康に気を付けて頑張ってくださいね。合格を祈ってます。)

柏崎

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